どうでもいいことを喋りまくれる人間になりたい

 僕は知識が豊富な人になりたい。そして、その知識は実用性がなくてもいい。むしろ実用性が無い方がよい。その理由は後に説明する。

 例えばレジとかに置いてある釣り銭トレーの正式名称は『カルトン』だということを披露する。どうでもいい情報だし、『トレー』で認識されているのにわざわざ伝わりにくい表現を使うことはまずない。実際に使う場面がなく、使ったところで得をすることもない

 それなのにどうしてこのようなことに拘るのか。その理由はただ一つ。自分の知らないものを知ったり、言葉の語源や由来を知ることが好きだからだ。そこに実用性があるだとか、無駄だとかは全く関係ない。パブロ•ピカソの本名や、円周率なんて知らなくても何も問題はない。けど、ただ単純に知りたい。その知的好奇心を野放しにしたくない。

 そして、実用性がないほうが良い理由として、他の人がその雑学を披露する可能性が低いことで、いわば『ダブる』可能性を少なくすることができる。少しでもマウントをとり、優越性を得るために行なっているのだろう。卑しい性格なのかもしれないが、その性格のおかげで雑学を調べるのが苦ではなく、流暢に話すことができるようになった。

 他の人からしたら無駄な時間と思われても仕方がないことだが、自身の知的好奇心のために、そして一風変わった会話の種を育んでいきたいと思う。

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