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2024/05/21 キンクについての覚え書き

自己開示やら信頼関係の構築やらをうまく進められているサブが、沢山のことを教えてくれるので、とても勉強になっている。相手にとっては奉仕。ご褒美ではなく、奉仕に対する尊敬の念を返していくことにしたい。

さて、やっぱり気になるのは、こちらのキンク文化と比較したときの、日本という文化の特殊性であろうか。ノンコンセンシャルノンコンセントみたいな、こちらではあり得ないことが頻発するのもあるし、嫌がることが一般的に快楽の前提になっているので、こちらのあっけらかんとしたエロや、セクシュアルな場面でのあっけらかんとした表情は、とてもファニーな感じに見える。日本文化ネイティブとして。

昨日は、写真を多用した資料を、解説しながら、いろいろ話しながらゆっくり見せてもらい、写真から何が読み取れるのかは、その写真が取られた文化のネイティブであるかどうかに大きく依存することに改めて驚き、互いにその点について意識化しながらディスカッションできる事を、とても運命的なめぐり合わせだと思った。

白人女性が、異文化の何かに汚されそうになるというよくある描写で、白人は教育されているので、酷いことをすることに躊躇するため、酷いことそれ自体を成し遂げられないが、有色人種はそうではなく野蛮だから、何でもできるゆえに獣である、という前提を非常に面白く思う。

その際に、これはアジア人を模した化粧をした白人の俳優とか、それが黒人の、とか南米のとかのものを見比べた特にアジア系ほど、私にはわかりにくいものはなかった。アジアったって、中東もインドも東南アジアも東アジアもアジアだし、それに四分割してもどんだけ雑なんだと思う私には、それ自体にすら差異を見いだせないとなると、混沌に飲み込まれてしまうが、サブはそれには巻き込まれずに、なぜそのように見えるのか事細かに解説してくれて、それが非常にためになった。

ゴフマンのジェンダーアドバタイズメントを思い出したので、関連の研究を紹介しておいた。その手の研究には、正直あまり興味がなかったが、単純にジェンダーみたいなものが分析の対象になってて、むしろそれが方法論に合ってないんだろうと思った。

加えて、を見る、と、として見る、の観点から再考する必要があろう。

さて、野蛮な異文化人と同じように使用される野獣だが、これも使われるのは同じ理由による。しかし動物虐待の観点から、人間が化けるものしか見当たらない。それに対して、私が日本では「バター犬」というのが極めてポピュラーだという旨を説明したら、ドン引きされた。

引かれ具合は、アジア圏では、私の知る限り、スレイヴはセーフワードを使えないと言った時くらい。かなり強烈だった。多くの国では法的に禁止されているはずだと 、お決まりのセリフを言っていたが、世界の殆どの国って、どこやねんであるわ。

また思い出したら書いておく。私は、相変わらず、うっかり安心して、変態度全開のプレーをしてしまい、なるべく引かれすぎないようにしようと納めたつもりだったが、そういう問題ではないくらいだったようだ。関係が駄目にならないことを祈る。しばらくそっとしておこう。

それにしても、西洋文化圏で育った皆さんは、自分たちが教育の結果、恥じらいや躊躇を捨てられないと信じている、という前提があるので、アジア圏内と比較すると安全な度合いは、かなり高いと思う。そういう感覚がぶっ壊れている人たちはどこにでもいるので、勿論慎重にしかやりませんがね。

ちなみに、中国人はこの点では、かなり西洋的だ。日本人等などは信じたくないでしょうけれどもね。

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