見出し画像

編集担当Mが「ペアレント・トレーニング」と出会った理由

著者の田中真衣先生と初めてお会いしたのは、私の住む自治体で主催された子育て講座に参加したときのことでした。

当時、まだ子どもが保育園の年中頃だったかと思います。
スーパーなどに買い物に行くたびに、子どもが自分の思い通りにならなくて騒ぐという事態にほとほと疲れていました。

その講座で初めて「ペアレント・トレーニング」と出会ったのです。
そこで、行動を起こす前に、子どもと約束をするという「お約束ごと確認」について学び、買い物に行く前に、「今日は、●●と●●を買いに行くので、お菓子は買いません」などと事前に子どもに伝えるようにすると、何もしないときよりも、やりとりがスムーズにいくようになりました。

そうして子どもに対して怒ることが減り、子どものいいところを見つけてほめるようにすると、目に見えて、子どもの笑顔が増えました。

「こんなに小さい子に、怒ってばかりだったなぁ。そんなママでごめんね」と大反省でした。

自分の経験を通して、「ペアレント・トレーニング」の効果を実感していたので、これをぜひ本にしたいと思い、このたび『感情にふり回されない子育て』が生まれました。

とはいえ、子育てはそんなに単純ではありません。
イライラが募って子どもに対して声を荒げてしまうこともあります。
小学生になった子どもは、逆に言い返してきますから、
あっという間に親子関係は悪化の一途を辿ります。

でも、悪循環になっているなと気づいたら、自分で変えていけばいいのです。「ペアレント・トレーニング」の基本に返ればいいのです。

そのためにも、多くの方に「ペアレント・トレーニング」について知ってもらい、子育てに活用していただけたらと願っています。

本書では、「ペアレント・トレーニング」を通して子どもと良い関係を築く方法を、具体的に伝えています。イラストやマンガを用いて、忙しいパパ・ママにも読みやすくまとめています。

親御さんだけでなく、子育て支援・教育に関わる方にもご活用いただける一冊です。
ぜひお近くの書店やネット書店などでお求めいただけたらと思います。

編集担当M

********
感情にふり回されない子育て──親子が変わる〈SomLicペアレント・トレーニング〉』田中真衣・著


〇紙の書籍はこちら


〇電子書籍はこちら

作品内容
「子どもにイライラしてしまう」「子どもがいうことを聞かず、怒ってばかり」……。
そんな子育ての悪循環に陥っていませんか?
そもそもほとんどの人が、子育ての仕方を学ぶ機会がないまま、いきなりの実践に挑んでいるわけですから、うまくいかないのは当然です。
本書で扱う「ペアレント・トレーニング」は、問題行動のある子どもの治療技法として、認知行動療法をベースに、アメリカで生まれました。
著者はそれを、日本の子育て支援の現場で取り入れやすいプログラムとして開発し、このたび、厚労省の子育て支援事業に採用されました。
今後、多くの方が「ペアレント・トレーニング」にふれる機会が増えるでしょう。
本書では、それに先駆けて、著者が開発したプログラムを書籍化しました。
本書を通して、子どもとの適切な関わり方を学べば、子育ての悪循環を断ち切ることができます。

田中真衣
子育て家族支援SomLic代表/白梅学園大学子ども学部准教授。1980年生まれ。日本女子大学卒業。児童養護施設に児童指導員として勤務した後、英国にて社会政策学修士号取得。上智大学にて社会福祉学の博士号を取得した後、厚生労働省社会・援護局 障害保健福祉部にて障害福祉専門官を経て現職。
SomLicは2007年に児童指導員であった酒井祐美、名倉希織とともに立ち上げ、東京都武蔵野市を中心に活動している。
(※略歴は刊行時のものです)

【目次】
はじめに
第1章 ペアレント・トレーニングを始めよう
第2章 自己肯定感を高める「ほめ方レッスン」
第3章 子どもに分かりやすい伝え方
第4章 困った行動への対処法
第5章 ママ・パパが自分を幸せにする方法
第6章 こんなときどうする? Q&A
第7章 SomLicペアレント・トレーニングをもっと知りたい方へ
おわりに
参考文献

ISBN:9784333029051
出版社:佼成出版社
発売日:2023/06/30