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私の推し歴履歴書1~KPに出逢うまで

現在私は40歳2児のシンママである。 
私がKing & Prince推しになったきっかけになる現在の職場のジャニオタ先輩は言う。
『まさか○○さんがジャニーズにハマるとはな』

20代からの付き合いのK-POP界隈の当時の職場の同期ちゃんは言う。
『イチコがジャニーズ!?嘘やろ?お笑いはもういいん?』

そらそうである。私とジャニーズは対極だった。

ただ、中学の同級生は何の違和感も持たないだろう。

~第1の沼~ジャニーズの入口~

私の中学時代はJr黄金期真っ只中。
TO BEの社長のタッキーや、嵐はもちろんKinKi KidsやV6ですらJrだった。小原裕貴君やタッキーが組んでいた怪談トリオが大人気だったように思う。
みんなMYOJOやDuet、POTATOを学校に持ち込み切り抜き交換をしていた。

当時の推しに対して完全に土下座ものな言い様だが、私の推しははっきり言ってマイナー路線だった。
当時私の推しは『原知宏』君。
同世代の方には認知してもらえるだろうか?
金田一少年の事件簿の佐木役、ビデオ小僧。
THE夜もヒッパレにMusical Academyとして現嵐の大野くん等とレギュラー出演していた。
顔はタイプではなかった。(土下座)
ただ、寿司食いねェというドラマで確か妊娠したと思われる彼女を守り抜く決意をして、雪の中赤い傘で相合傘をして慈しむように大事な娘に微笑んでる姿に撃ち抜かれたのである。
憧れの優しいお兄ちゃんを投影したのかもしれない。(リアルでは超がつくほど俺様兄がいる。)
寝ても覚めても原君、原君。
原君が好きすぎて、Vsix (V6の前身)に選ばれた時はデビュー決まったと飛び上がった。
が、しかし、雑誌でデビュー御披露目までしておきながら、デビュー記者会見では岡田くん(当時無名の関西Jr)に変わっていた時は初めて運営を恨んだ。(結果大正解でしたスミマセン)
挫折を感じ、推し続けるも、中学卒業とともに初めての担降りである。(自然消滅に近い)
その後、小原君の卒業を期に円満退社をしたと聞いた。芸能活動は続けていたが現在は引退し、裏方に回ってるそうである。

高校からはパリピ状態でまずTVを見ていない。エンタメに全く興味がなくなり遊び呆けていた。
社会人になってから氣志團の茶の間ファンくらいの感じで私の周りに沼はなかった。


~第2の沼~お笑い沼へ~


兄の影響で(心斎橋)二丁目劇場の芸人が好きだったことはあった。(中学時代) 
TV番組『すんげーBEST10』が若者に大人気で千原兄弟、中川家、FUSIWARA、水玉れっぷう隊、ハリガネロック、2丁拳銃など。
ど関西である。今のバラエティーのポップさは皆無、関東勢から言わせると西臭(にしが)が強すぎる。
私が中学に入学する前年に母校に二丁目芸人達が文化祭に来て『みんなチャリに白メットかぶってぞろぞろとシロアリみたいやのぉ~』と揶揄して父兄から大ひんしゅくを買った。

そして時を経て2006。
私はM-1でライセンスに出会う。
敗者復活で現れた彼等は私の中では大優勝だった。
関西色は残しつつ、ポップで分かりやすい笑い、垢抜けた見た目も良かった。
彼等は東京進出後渋谷∞ホール所属、東京若手芸人(ピース、平成ノブシコブシ、チョコプラ、ジャンポケ等)のお兄ちゃん的存在だと知る。
∞ホールは当時毎日配信ライブをしており、ライセンスは毎週トークライブをしていて欠かさず見た。過去のアーカイブも全て見尽くした。とにかく舞台でのトークが大好きで、後輩たちとの絡みも大好きだった。大阪の劇場に企画ライブや単独ライブで来たら必ず行った。DVDやお笑いポポロなどの雑誌を買い漁った。
後輩たちのライブもたくさん見た。
そこで私は知る。
TVと舞台は違う。
後輩達が日々戦うライブでいくら無双してもTVでハネるとは限らない。はんにゃ(金田)が売れたのも意外だったし(ランキングは低かった)、ピースやノブコブ(吉村)が売れていったのも、へぇ~TVではそうなんやという感じだった。
ライセンスはというと、舞台ではとんでもない人気になっていて、チケットは即完、DVDバカ売れでまるでアイドルだった。やんちゃなキャラ強兄ちゃんでイケメン芸人の筆頭。
だがTVでははねない。ホームでないと良さが出ないのだ。メジャーはTV。舞台で大人気でもみんなTVで売れる事を夢見てた。
ここでも挫折感を味わった。

それでも推し続けていたのだが、何と担降りの決定打は元旦那だった。

私の日々の潤い楽しみは見事に打ち砕かれた。

オタ活の宿敵、旦那の無理解。

というかうちの場合は私を徹底管理したい束縛強めな人だったのでオタグッズは全て捨てられ映像配信サービスも解約され(乙)終焉。

まぁ、確かにライセンスへの思いは挫折を経て倦怠期を迎えていたし、私の情熱が高ければ続いていたと思う。
が、しかし!グッズ達やコンテンツは宝物だったし今でも大切な思い出だから未だにやつを恨んでいるし、悔やまれる。

そして旦那との生活は10年弱、
夫婦の色々な問題を経て夫婦解散。
 
1年後、ここで再び大きな沼にハマるのである。

King & Prince に出会った。
彼等は既に脱退騒動の渦中だった。

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