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さて皆さん茄子は好きですか?

この記事で分かること
・茄子のカロリーや栄養素
・アントシアニン、ナスニンについて

 ということで今日は茄子についてやっていきます!茄子のカロリー、栄養素、機能性についてお話していこうと思います。さてまず、今回お話ししていく茄子の重量ですが、茄子には結構大きさにはばらつきがありますよね?また種類も豊富です。小さいものでは100g未満ですし、中型だと150g程度の重量となります。今回は1本を80gとしておきます。摂取する際は茄子の大きさにより栄養素等の増減があると考えてください。

カロリー・栄養素について

 ではまず茄子のカロリーですが、茄子は1本あたり17.6kcalとなっています。茄子はそのほとんど、約93%が水分で構成されているため低カロリーです。またタンパク質、脂質、炭水化物の含有量も少なく、たんぱく質は0.9、脂質は0.08、炭水化物は4.1gとなっており、炭水化物の内食物繊維は1.76gです。現代人の食物繊維の摂取量は約3~5g程度不足しているといわれています。普段の食事に茄子を1本余分に摂取すると、その不足分の半分程度の食物繊維を摂取することが可能です!カロリーも低いので過剰摂取になる心配もありません!!

 次にミネラル、ビタミン群についてですが、どれもわずかに含む程度で、カリウム、に次いで葉酸が茄子の中では多い成分となっています。

アントシアニン・ナスニンについて

 茄子は紫とも、黒ともとれるような色をしていますが、茄子の皮にはポリフェノールの一種であるアントシアニンのナスニンが含まれています。アントシアニンは視機能の改善や抗酸化能を有しており、さらには抗腫瘍、抗潰瘍効果、血清コレステロール値の改善により抗動脈硬化作用があることも報告されています。またナスニンは腸管内での胆汁酸の排泄を促します。胆汁酸は肝臓にてコレステロールより産生されますが、多くは大腸にて再吸収され、再度コレステロールとして利用されます。このため胆汁酸の排泄を促すナスニンには、コレステロール値の改善に効果があるといえます。アントシアニンはベリー系の果物に多く含まれているポリフェノールであり、欧米や欧州の方々と比較すると、普段からベリー系の果物を摂取していない日本人は摂取量が少ないと考えられ、海外で行われている研究結果、効果を得ようと考える場合はかなり意識して摂取する必要があると考えられます。
 フレンチパラドックスで消費量の増えたワインにも、ポリフェノールが豊富に含まれており、ワインの摂取量が多い地域では心疾患が少ないことが分かっています。ポリフェノールには抗酸化能が備わっており、ビタミンEやビタミンCと同様に働くとされ、そのため摂取量に応じて心疾患の減少につながっていると考えられています。

 さて茄子の栄養素等について話してきましたが、なすには多くの種類があります。今回は中長茄子を基準として話してきました。そのほかには長茄子であったり大長茄子という種類も存在していますし、逆に小茄子もあります。またヘタが緑色の米ナスや夏の京野菜の一つである加茂茄子。さらには皮にアントシアニンを含まない白ナスや青茄子という品種もあります。多くの種類がある茄子ですが、皆さんになじみ深い茄子はどれでしょうか。いずれにしてもカロリー、栄養素ともに乏しい食材になります。ほかの食品とバランスよく摂取し、食物繊維の不足分を補うための、追加の1品として食卓に並べてみてはいかがでしょうか。

まとめ
・茄子は1本17.6kcal
・茄子のミネラル、ビタミンは乏しい
・茄子にはポリフェノールの一種であるナスニンが
 含まれており、ナスニンには胆汁酸の排泄を促
 し、コレステロール値の改善効果あり。またポリ
 フェノールには抗酸化能あり。


本日は以上となります、失礼します。

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