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史上最多得票を叩き出し続けた福岡市長の規制を打ち破り、社会変革をもたらした政治術 #flier

はじめに

こんにちは、kozzy です。 #flier さんにて、3期連続して再選し、史上最多得票を叩き出し続けている福岡市長の #高島宗一郎 さん執筆の「 #福岡市長高島宗一郎の日本を最速で変える方法 」が要約されていたのでアウトプットを兼ねて紹介させていただきます。

高島さんは日本の市長で初めて世界経済フォーラム(ダボス会議)へ招待されており、日本のスタートアップが活躍するための土壌を福岡に築いているようです。

書籍はこちら。2021/5/27 に出版されています。

flier の要約はこちら

内容

要点1
新型コロナウイルス感染拡大は、日本の有事における対応の遅さを浮き彫りにした。このような日本を最速で変えるには、地方からの変革が鍵となる。

引用:https://www.flierinc.com/summary/2704

新型コロナウイルス感染拡大の根本的な原因は「個人データの管理」の積極利用を拒否しがちな日本人の価値観であったと高島さんは述べています。

新しいビジネスアイデアを実装するには、成功事例が必要である。その成功事例が国全体を良い方向へとスピーディーに変えていくことにつながっていく。

国に「逆らいづらい」状態が構造的に生み出されていることも確かではあるが、政界を理解し、法律や規制を変えるための戦略的なアプローチをすれば、変えていくことは不可能ではない。市民に最も近い 基礎自治体こそが政治のキープレイヤー と高島さんは述べています。

要点2
福岡市は、「Fukuoka Smart East」「天神ビッグバン」などの新たな挑戦によって、他の自治体への後押しとなる成功事例を生み出している。

引用:https://www.flierinc.com/summary/2704

「Fukuoka Smart East」「天神ビッグバン」、名前からしてとても主張が強い感がします。(笑)

Fukuoka Smart East とは 最新のテクノロジーを活用した「セキュリティー」「モビリティー」「エネルギー」を軸にしたスマートシティのことです。個人的にはヤフーCEOの安宅さんシンニホンにおける「菊の花構想」に少しつながるような、そんな政策だと感じました。

また、天神ビッグバンとは、天神交差点付近における70棟もの民間ビルを建て替てる計画のことで、実現には規制緩和が必要だったそうで国家戦略特区という強みを最大限利用することで、航空法によるビルの高さ制限緩和を実現させたそうです。

要点3
新たなビジネスを社会実装する際に最大の障壁となるのが「既得権」だ。この壁を乗り越えるには、政治や行政を変える力学を学ぶことが欠かせない。

引用:https://www.flierinc.com/summary/2704

立場が上の人が目先の利益を追求することによる、将来の人々へ不利益がのしかかるという難しさは、会社だけではなく、政治の場面でもあるようです。

「リスクをとってチャレンジすること」が尊敬される社会をつくることを高島さんは目指しており、そのためにこの壁を乗り越えて来ました。

このような壁を乗り越えるために必要な行動は3つ。1つ目が既得権者の「正体を見極める」、2つ目に「議員に相談する」、3つ目は「ロビー活動」をする

抽象化すれば、政治の場面ではなく日々働いている会社において新しいことを提案する上でも同じことが言えるのではないかと感じました。

何かを変えるのは問題解決能力やアイデアだけではない。政治面での立ち回りを切り捨てることなく、社会を変えることはできない。そんな真理を捉えさせられました。

おわりに

高島さんのことはあまり存じてなかったのですが、これだけ支持されるのも納得の力強さがありました。

Web系の企業に努めているのですが、国内にここまでテクノロジーやスタートアップと政治がタッグを組んで社会実装を成功させているという例があることに少しばかりの驚きがありました。

#アフターデジタル で出てきているような中国の深センのようなスマートシティにはまだまだほど遠いレベルではありますが、自信も日本の社会実装に少しでも関われるような一員でありたいと感じました。


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