勤路記24.許容できるドヤ

よそのお宅の芍薬がすごい。

「どうだ」と言わんばかり

花にキリッとドヤ顔をされている感は、芍薬とかダリアとかババーンと大輪咲き誇る系のものからしか得られない。
華やかな着物をビシッと着込んだ藤山直美さんみたいだな、と思う。


歩くと汗ばむ季節ハズカム。
せっせと歩く足取りも軽くなる。

まだ幼そうなビーグル犬を散歩させるご夫婦がいて、ビーグルさんはとにかくいろんな所に登るのが好きなようだ。
公園のベンチや植え込みのヘリなどにヒョイと登っては飼い主に「どう?」という顔を向けている。ご夫婦は蝶よ花よと褒めたたえ、オヤツをやる。
あぁ今、ビーグルの自尊心が作られているんだな。

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