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美について思ふ

あけましておめでとうございます。
うん、遅いですね。すみません。

この度はなんか、美について書きたくなったので書いてみようと思います。
美を表現するときの違いや、日常で思う美についてなどなどです。

美と言えばみなさんは何を想像しますか? 綺麗な女性ですか? 宝石ですか? はたまた森の緑にですか? 

私は美というものを物語などで書き分けるときは、基本的に3つのグループに分けてます。

まずは妖艶グループ
何故かは知りませんが、自身がそんな色気のあるわけでもないのにも関わらず私の書く物語の主人公は大概妖艶です。願望が現れているんでしょうかね。

私はその妖艶さというのは、その人物の動物性が意図せずあふれ出している状態のことかなと思っています。
ふとした瞬間に現れる獣の狩猟本能を刺激するナニカ。そのナニカが一体何なのか。

私はいつもそれはその人の厳しさからあふれ出てくるのかなと思います。わざと見せているわけでもない素肌。なぜこんなにもドキマギするのか。その人の隙のない(あるように見えるのに)生き様から厳しい弱肉強食の世界の中を生き延びている動物のような姿が連想され、その中のわずかな余裕。
余裕の中には「生」が濃縮されたような美しさが宿っている。

だから、はらりと見える紅夜の太腿(すみません。冷雅に殴られてきます)は紅夜がいつも厳しく軍人として隙なく働いている中で、ふと見えた無防備(ほんとは違いますよ? 冷雅に手首を切り落とされる前にその伸ばした手をひっこめるのがおすすめです)みえる部分はその人物の余裕の表れどころです。

なんだかいつも思うのですが、一般的に妖艶だと言う服装はあまり被覆部が少ないというイメージがありません。気のせいでしょうか? 水着などの服装も十分艶やかですが、「妖しい」ほどの「艶やかさ」が無いと思います。

男性に対してだって、妖艶だと表現することがあると思います。ついでに言うと私はします。男性だと更に厳しい雰囲気の中の余裕が顕著に表れているように感じます。襟元が緩めで、少し鎖骨が見えていたりするとドキリとするのと同じ理論です(たぶん違います)。しっかりスーツを着込んでいる人が、ふとネクタイを緩めたときに垣間見える余裕。これを人は妖艶と指すのではないでしょうか。

生物の生きているという緊張感から垣間見える余裕=妖艶さ
こんな公式が出て来ました。多分テストに出ます。

次は儚さです!
いや、儚いって美じゃないやん。
え、それな。
すみません。最近の言葉が……
儚さの中にある美について話そうと思ったんです。

いわゆるあれです。儚い系美人。いますよね。いますね。
儚さ。先ほどの生き物の緊張感とは異なった、脆い部分。
生とは反対の死。
そういうものを私は儚い人を書く時に意識しています。
死。それは生と同じように人を惹きつけるもの。そんな気がします。
儚い美って、弱弱しい容姿であることだけでは表現できないと思います。
儚いだけでしたら、その人を病弱にして存在感を希薄に書いたらおしまいです。
美の部分を忘れてはいけません。美しいは儚い。儚いは死。(え、怖……)
その人の存在に死を感じる。暗い魅力。その人の存在がなくても生活ができるような。でも、その人を一度知れば、その脆さに惹かれ続けいつの間にか、一緒に地獄にいました。みたいな。
死神と契約したような一時的な美。
私は朔隼は儚い美人だと思っています。
それこそ死神と契約したような完璧なご尊顔。その美には全く永続性が無い。そんな雰囲気が出ていたら嬉しいです。出てなかったらすみません!私の頭の中だけでの映像でした。
儚い美は一時的な拙い、でも完璧なもの。
これもテストに出ます。

最後に、一般大衆の意見は気にしない私情だけで成り立つ美。
はい。みなさん。こんな会話したことありませんか?
「えー私はー○○君が好きー」
「え、あの人?どこがかっこいいの?」
「んー全部」

恋は盲目と言いますが、ほんとにそうですね。先日、私の好きな人(臆面もなくnoteに書けるところあたり自分すごすぎと思いますが)がマスクを外した瞬間があり、それを目撃しました。友達はあの人は目元はカッコイイけど口はトトロみたいと言います。トトロて……つまり大きめだよねということですね。

でも私にはその人の顔が物凄くかっこよく見えました。みんなが大きいと言う口元が特に唇に一種の艶やかさを演出しているような美を感じたのです。

すみません何だか変態みたいですが、本当にそうだったのです。目が吸い寄せられてそのまま……バンッ(机をたたく音)すみません。この続きはまた今度。(妄想で世界が完結しているのでお気になさらないでください)

そう。みんなが大きいと言う口。唇も特に惹かれるものではない。私も初めて彼の口を見た時「あー確かに大きいよねーマスク美男か」と思っていました。しかし、恋をしてから何故かその口が美しく見えたのです。恋怖すぎ。
そう、人は自分の感情で美をコントロールできるのです。人にはどこが美しいのかと疑問に思うものも、美しくみえる。

人の心の影響力は強大ですね。
つまり私が言いたかったのはこういうことです。

初めは意識してなかった人やものでも、意識したら美しくなる。
恋に落ちるシーンを書く時は初めは意識していなかったものをどんどん多彩に書いていくことで表現したらいいのかも!と最近思いました!

注意を向け、その人に対して好印象を持つことによる美。主観的な美。
これも多分テスト出ます。

三つの美を書いてみましたが、あーわかるとなったものは一つでもありましたか? みなさんもぜひ考えてみてください。美って人間の面白い感性だなと思いだす今日この頃です。

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