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黄泉の国と交信してあの美男に聞いてみましょう!

Q:……さ、さく……朔隼さん…
朔隼:ん? 誰だい?
Q:ちょっとインタビューに来ました!
朔隼:おやおや、インタビューなんて、粋なことだね
Q:あはは、今よろしいですか?
朔隼:ああ、構わないよ。どうぞ。
Q:それでは、えっと、好きな色は?
朔隼:一番初めの質問がそれでいいのかい? まあ、そうだね。私は紅が好きだよ
Q:紅ですか?
朔隼:ああ、何か問題があるかい? 紅は私の世界を彩る色だからね
Q:そ、そうですか。それでは、次の質問ですが、えっと……紅夜さんのどこが好きですか?
朔隼:いいや、好きではないよ
Q:え?
朔隼:愛してるからね。全てを
Q:あーそうでしたか
朔隼:なんだい、その呆れたような声は。次の質問をどうぞ
Q:えっと、生前のお仕事の刑部ではどんなことを?
朔隼:ああ、あれね。まずは罰される軍人たちの資料をさらっと見て、罪の重い人の刑罰を確認する、それでやっと『拷問屋』の出番さ。怪しい人を尋問するんだよ
Q:どんなふうになさるんですか?
朔隼:肉体拷問をしたって無駄。まずはね、たんまり脅して、脅して……可愛がって……それから、自分の命が助かるかもしれないということを言う。それで期待させて……落とす。簡単だよ……。でも、私は紅夜の心を折れなかった。惜しいことだね
Q:あ、ああ。そうですか。
朔隼:全く、呆れた顔をしないでくれよ。本心さ。あんなに近くにいたのにいなくなった。少し寂しいよ
Q:……(しんみり)
朔隼:そろそろ、行くね。紅夜によろしく
Q:それでは……

 さて、イケメン三人と紅夜への質問が終わりました。次は誰にしましょうか。インタビューではなく、

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