NPO法人インフォメーションギャップバスターの理事のお仲間に
インフォメーションギャップバスターとは
一般企業で働いている聴覚障害がある有志を中心に現状の課題を解決していくために2010年に発足した団体です。
現在は聴覚障害を中心に他の障害種別にも範囲を広げ、電話リレーサービス、医療手話通訳、当事者研究、家族の課題と親御さんの会との連携、大学との連携などに取り組んでいます。
理事としての所信表明
個人的な経験ですが、私は子どもの頃からきこえない弟が壁にぶつかり苦労する姿も努力する姿もそばで見てきました。また、自分自身も弟を通して「きこえないこと」が原因となる差別や偏見に遭ってきました。
ですから、インフォメーションギャップバスターの会員の方々を始めとする聞こえない人の人生、活動に敬意と、そして私からの一方的なものかもしれませんがある種の家族的なものに近い仲間意識が私にはあります。
きこえない方々の生き方、活動は、私の「きょうだい」(障害のある人の兄弟姉妹)としての生き方、活動にも参考にさせていただいています。
また、聞こえない方々が生きやすい社会に変わっていくことが、ひいてはきょうだい、家族、その他の方々にとっても生きやすい社会につながると私は信じています。
今後も、新米の理事として、皆様からさまざまなことを教えていただき、高め合い、共に幸せに生きていけたら、というのが私のささやかでありながら大いなる希望であり目標です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
若干ゆるめの理事紹介、笑
理事の5名の構成は、理事長の伊藤さんと吉岡さんは会社員、吉田さんは薬剤師、熊谷さんは聴覚障害者情報センターの施設長、藤木は弁護士です。私以外の4人はろう者です。
こちらの紹介で和気あいあいに活動している様子が伝わりましたらうれしいです。
今年度は家族の課題に取り組みます!
NHKのろうを生きる難聴を生きるでソーダの会がとりあげられた際には、デフのメンバーとして、伊藤理事長とふたりが参加してくれました。
また、親の会の方々との連携も進みつつあります。大人になったデフとソーダが世代や立場を越えて次世代の子どもデフやソーダ、子育て中の親御さんとつながることで家族の課題にブレイクスルーが起こると考えています。
「きょうだい」がいつか辞書などにも載るコトバになりますように!!