文章を書く練習:迷子になったら探すもの。1つ外にある自分の理想。2つ過去にいた(であろう)尊敬できる先祖。
「わが家の三代」。今回のコラムが書かれたとき(昭和48年)に朝日新聞が公募して人気だった企画だそうな。
自分からさかのぼって3代までの話を原稿用紙100枚程度にまとめた読み物にする企画だったらしい。
コラムの著者曰く「どこへ行くのかがわからなくなったときは、自分がどこから来たのかを知りたくなる」とのこと。
10数年前に流行した「自分探しの旅」を思い出すなぁと感じた。
あれも「自分がどうあるべきなのか迷子になったので、外にあるであろうモデルケースを探しに行く」旅だったと思う。
流行した当時、私はすでにいい年齢だったし家庭もあったので多少思うところはあったものの旅には出ずにすんだ。迷子ではあったのだけども。
旅に出ますと宣言したTwitterの住民のその後はあまりきかないけれど、「人間かくあるべし」を外に探しに行くことで、「我もああでなければ」と一念発起したんだろうなぁと想像している。
そんな彼らを見て「いいなぁ。そんな余裕があって」と、当時は感じたものだけど、今にして思えば、少し怖いとも思う。
もし、自分のあるべき姿を探して見つからなかったら?
見つかったとして「やっぱり何かしっくりこない」という話になったら?
何かが違うと思ったとき、また過去へ未来へと探しに行くのはしんどいと思う。年齢的にもね。
モデルケースを見つけるだけではなくて、そこから自分の信念というやつを発見しないと、結局のところは迷うんじゃないだろうか。
人生迷走してばかりなので、あまり大きな声では言えないけれど。
かくいう私は、シングルマザーになった10数年前に
「私はわが子にとってのジャン・バルジャンであろう。片親であってもしっかり養育する。不自由はさせない。けっしてフォンティーヌにはならない」
と固く心に誓った。それが、迷ったときの指針にもなっている。ヴィクトール・ユーゴーならこの先の結末をどう描いただろうと思いながら先を描くことにしている。
ただなぁ…わが子が独立した後の指針がないのよねぇ…。
数年先、迷子になった私が外にある自分の理想や過去にいた尊敬できる先祖を探しにでかけないという自信はあまりない…。
書き終わるまで20分
やり方
読んだコラム
「わが家の三代」
思ったことを箇条書きに
自分探しの旅ってやつが流行したのが10年くらい前.
あれも「どこへいくのかがわからなくなったときは、自分がどこから来たのかを知りたくなる」の衝動の表れだったのかも。
自分探しの旅は、外界にさがしにいったけれど、コラムの中で紹介されている「わが家の三代」は家系図だから過去に探しに行ったということかしら。
わが家の三代は現代にちかづくほどドラマに欠けたそうだけど、それは今の当たり前にちかづくにつれて読み手が「ああ、そうよね」と感じる機会が増えたからじゃないかなぁ。
現在の話だって、きっとドラマチックと思うのだけど。
わが家の三代 朝日新聞 で調べたけど、Googleではヒットしなかった。読んでみたかったな。
自分の主張を決定
迷子になったら探すもの。1つ外にある自分の理想。2つ過去にいた(であろう)尊敬できる先祖。
材料を書き出す
自分探しの旅ってやつが流行したのが10年くらい前.
あれも「どこへいくのかがわからなくなったときは、自分がどこから来たのかを知りたくなる」の衝動の表れだったのかも。
自分探しの旅は、外界にさがしにいったけれど、コラムの中で紹介されている「わが家の三代」は家系図だから過去に探しに行ったということかしら。
自分はどこからきたのか。それを探ることで「先祖代々の夢で逢ったあれを」と思えるのかもしれないし。「先祖だって」と考えるのかもしれないし。
「人間かくあるべし」を外に探しに行くことで、「我もああでなければ」と一念発起するのかもしれないし。
探して見つかるならいいのだけど、「やっぱり何かしっくりこない」という話になったときが怖い。
何かが違うと思ったとき、また過去へ未来へと探しに行くのはしんどいだろうとも思う。
結局のところ、自分の信念というやつをもってないと常に迷うってことなんだろうなぁ。人のことは言えないけれど。
400文字程度の文章にまとめる
推敲して、ロジックを整える
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やり方が掲載されている記事
文章を書く練習のやり方は、こちらの記事を参考にしました。
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