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構成作成マニュアル(2017年作成版)

2017年に当時就業していた会社で作成したSEO記事の構成作成マニュアルです。(公開許可はもらっています)
記事執筆用マニュアルとKW出しマニュアルは別にあるため、こちらは構成作成だけのマニュアルです。
当時は冬頃にWe○ク騒動があったりして、色々ばたつきましたね(懐)

SEO記事構成作りマニュアル

構成とは

記事の骨組み・設計図のこと

構成とは、記事の骨組みであり、記事の設計図のことです。
そして、構成を元にしたライティングとは、骨組みに肉をつけていく作業であり、設計図にしたがって組み立てる作業です。

歪んだ骨組みに肉付けをしていけば、完成したものは歪んだ形のどこかおかしなものになってしまいます。
また、誤った設計図に基づいて家を建てると住めない家が出来上がってしまいます。

同じように、おかしな構成にしたがって書かれた記事は、読者にとって退屈な記事になり、読者に読まれず、役にも立たない記事になってしまうのです。

構成作りマニュアルで学ぶこと

Googleの検索上位に表示されるための構成作り

この構成作りマニュアルでは、Googleの検索上位に表示されるための構成作りを学びます。
Googleの検索上位に表示されることを目的とした対策のことをSEO対策といいますが、これについては別にマニュアルを作っていますので、そちらを参考にしてください。

いい構成とは

情報の網羅性と専門性を兼ね備えた記事を作ることができる構成

いい構成とは、いい記事を作ることができる構成のことです。
いい記事とは、伝えたい情報について「網羅性」と「専門性」がある記事のことです。

もっと簡単にいうと、いい記事とは「その記事だけで読者が知りたい情報の全てがわかる記事」のことです。

情報の網羅性とは

情報の網羅性とは、「全ての情報が記事に含まれていること」です。
この「全ての情報」とは、読者が使用した検索ワードに関連する全ての情報のことです。

全ての情報は、「googleの検索結果+サジェストワード+関連ワード」によって導き出すことができます。

情報の専門性とは

情報の専門性とは「重要な情報について詳細に解説していること」です。

構成作成の4ステップ

初心者は1構成2時間、慣れれば15分程度

構成作成までの3ステップを解説していきます。
まず最初に1構成を作成するまでの時間的な目安をお伝えします。
構成をしっかり作ろうと思えば思うほどに時間がかかるものです。

構成作成経験がない方が構成を作成する場合、1構成につき2時間以上かかる場合がほとんどです。
慣れてくれば徐々に時間は短縮されていきますが、中級者でも1構成につき15分程度かかると考えてください。

構成作成の流れを大まかに説明すると、3ステップになります。

1、キーワードでGoogle検索
2、上位10サイト全ての構成を閲覧する
3、書き出した内容を元に構成を作る

3つのステップについてやり方を説明します。

1、キーワードでGoogle検索

シークレットモードで検索すること

まず、「キーワード」「サジェストワード」「関連ワード」について書かれたスプレッドシート内の「キーワード」を使ってGoogle検索をします。

シークレットモードの画面

検索の際は、GoogleChromeのシークレットモードで検索を行います。そうしないと、あなたが今までGoogleを用いて検索してきた傾向から、あなた好みのページが検索結果に表示されてしまうからです。

例えば、キーワードが「著作権フリー 動画」だったとしてGoogle検索するとこのような画面が表示されます。

「著作権フリー 動画」で検索した画面

自動で表示される「広告」は無視する

ここで、画面上に検索結果が表示されていますが、上の方に表示されているのは自動で表示される「広告」です。
「広告」は、構成の参考にはしません。

「著作権フリー 動画」で検索した画面に「広告」部分と上位サイトの区別をつけた

構成作成に参考にするのは、「広告」より下の部分に表示された10サイトです。
また、検索結果画面の下部にも「広告」表示のあるサイトがある場合があります。これについても参考にしません。

2、上位10サイト全ての見出しをチェックする

「広告」以外の上位10サイト全てを開く

それでは、「広告」以外の上位10サイトの全てを開いて、「内容」「記事の構成」「見出し」をチェックしてください。
チェックをする際のポイントは3つです。

1、この記事のキーワードになる言葉は何か
2、この記事はどんな構成で書かれているか
3、この記事はどんなニーズに答えているか

10サイト全てについて、この3点をチェックしてください。

3、書き出した内容を元に構成を作成する

次に、上位10サイトから抽出した内容とキーワードシートにあるサジェストワード、関連ワードを元に構成を作成します。

文字数別:見出し数の目安

当然ですが、文字数により見出しの数は上下します。
大まかな目安として、1つの中見出しに300文字、1つの大見出しに中見出しが3つと覚えておいてください。
ですので、3000文字の記事の構成は
「大見出しが4つ、それぞれの大見出しに中見出しが3つ+まとめ」
という構成になります。

記事の性質により多少変更はありますが、基本的にはこのような割り振りです。

構成作成時のチェックポイント4つ

構成作成時のチェックポイントは4つです。

1、1位から10位までのサイトの内容が全て入っているか
2、全てのサジェストワードが構成に入っているか
3、キーワードからあまりにも離れたワードは除外できているか
4、見出しを追うだけで記事の内容がわかるか
5、中見出しが大見出しの説明になっているか

1、1位から10位までのサイトの内容が全て入っているか
2でチェックした内容が全て構成に入っているかチェックしてください。
例えば、1位のサイトに入っていない内容が10位のサイトに入っていた場合は、その内容について記事内で言及できるように構成に盛り込んでください。

これは記事の網羅性を確保するために必ず必要です。
2、全てのサジェストワードが構成に入っているか
キーワードシートに書かれているサジェストワード、関連ワードについても必ず構成に含めましょう。
サジェストワード、関連ワードは、キーワードについて関心のある読者がキーワードと同じくらい興味あるワードです。
これらについて構成に盛り込むことで、読者の心を惹きつける記事にすることができます。
3、キーワードからあまりにも離れたワードは除外できているか
サジェストワード、関連ワード、上位記事からのワードについて盛り込む際に、あまりにもキーワードからかけ離れたものは削除してください。

例えば、説明記事作成の際に関連ワードに「2ch」とあるような場合、「2ch」は構成には盛り込まないでください。
なぜならば、この「2ch」というワードは、キーワードについて2チャンネルで言及されている事例を調べたいというワードであるからです。
4、見出しを追うだけで記事の内容がわかるか
構成を作成する人と実際に記事をかく人(ライター)が異なる場合があります。
その場合に、見出しを追うだけで記事の内容がわからなければ、どんな内容で記事を書けばいいのかライターが困ってしまいます。
ですので、見出しは、「その見出しに何を書けばいいのか」がわかる表現にしてください。
5、中見出しが大見出しの説明になっているか
中見出しが大見出しの説明になるように作成してください。

例えば、

大見出し:眼精疲労の原因とは
中見出し:目の酷使が原因のドライアイ
中見出し:耳や鼻の病気が原因
中見出し:精神的なストレス

のような形です。

構成作成テンプレート(例)

メモ帳などにコピペして使用してください

文字数:3000文字程度
見出しは句点不要・英数字は半角統一・見出しは20文字以内
【前書き】
読者が続きを読みたくなる前書きを100〜200字お願いします
【大見出し1】

※中見出し

※中見出し

※中見出し

【大見出し2】

※中見出し

※中見出し

※中見出し

【大見出し3】

※中見出し

※中見出し

※中見出し

【大見出し4】

※中見出し

※中見出し

【まとめ】
ここまでの内容を簡潔に200文字程度でまとめてください

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