♯35 書く習慣1ヶ月チャレンジ|DAY9「最近泣いたこと」
いしかわゆきさんの著書『書く習慣』より
書く習慣1ヶ月チャレンジ
9日目の今日は、
「最近泣いたこと」
『ノボさん』という本を読んで泣きました。
つい最近お亡くなりになった伊集院静さんの書籍です。伊集院さんがご逝去される1週間ほど前に、ある方から借りた1冊でした。
愛媛出身で、正岡子規のことをほとんど知らない私に「ぜひ、知って欲しい」と。
この『ノボさん』は、俳人正岡子規と夏目漱石の物語。
ちなみに正岡子規は30代という若さでこの世を去ります。結核、脊椎カリエスを患っており、闘病生活の末にこの世にたくさんの文章を残しました。
この本の中で泣ける場面はいくつかあります。
脚気を患った幼馴染の則遠を連れて登校する場面とか、
カリエスに蝕まれた創部の処置をする妹の律に罵声を浴びせる場面とか、
息を引き取った子期に、母の八重が「痛いと言ってみろ」と泣きながら声をかける場面とか、
いくたびも雪の深さを尋ねけり
この俳句は有名ですよね。
これは子期が病床で寝たきりになった時、外の様子を見ることができないから、家族に何度も何度も雪の深さを尋ねるという俳句です。
俳句って17文字にたくさんの意味や意図が込められている。
文学ってすごいよなーと思うわけです。
これを機に、夏目漱石や森鴎外、高浜虚子についても知ってみたいと思っています。
ありがとうございます。お勉強の息抜きコーヒーをいただこうと思います☕️