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寒くても

外を歩くと指先が氷みたいに冷たくなった。こんな夜は高村光太郎の詩の一節を心の中で繰り返す。

冬よ  僕に来い

冬よ  僕に来い

寒いのは辛い。だけど潔く受け入れよう。自分の身体をギュッと抱きしめ冷たい風の中を歩いていく。私は負けない。夜空を見上げるとオリオン座が輝いていた。



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