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この春は“ロミジュリ祭り”!まずはキラキラまぶしいグローブ座の2人をチェック!!

島田薫です。

皆さん、今年の春は「ロミオとジュリエット」が“お祭り状態”であることをご存じですか?

●関西ジャニーズJr.のユニット「なにわ男子」の道枝駿佑くん主演の「Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-」

●東京宝塚劇場で16日から始まった宝塚星組による「ロミオとジュリエット」(宝塚大劇場公演は2月14日~3月29日)

●TBS赤坂ACTシアターで5月21日開幕のミュージカル「ロミオ&ジュリエット」

生誕○○年でもなく、あえてそろえたわけでもないのに、同じ時期に同じ演目の公演があるのは、“シェイクスピアあるある”らしいです。

私はどの“ロミジュリ”も観劇予定ですが、まずは、道枝くんが舞台単独初主演を務める「Romeo and Juliet」(東京グローブ座)を観てきました。道枝くんは18歳、ジュリエットを演じる茅島(かやしま)みずきさんは16歳。若くて美しいロミオとジュリエットです。

演出を務める森新太郎さんは、ジャニーズのアイドルと相性がいいようで、最近でも「HAMLET -ハムレット-」で「Sexy Zone」の菊池風磨くん、「エレファント・ マン」で「ジャニーズWEST」の小瀧望くんの魅力をうまく引き出していました。

その森さんから、「細すぎるからトレーニングをして筋肉をつけてくれ!」と注文を受けた道枝くん。先に森作品を経験した小瀧くんに相談し、1日5食&トレーニングで体重を2~3Kg増やしたといいます。とはいえ、食が細いため食事量を増やすのは簡単ではなく、まずは胃を広げることから始めたようです。

ちなみに、道枝くんに対して当初は「若いから大切に扱わなくてはいけない」と話していた森さんですが、いざ稽古が始まると、とても厳しかったとか。ただ、どんなに強い言葉で指導されても、テンション高めで「ありがとうございまーす!!」と返してくる道枝くんについて、「調子が狂う」ともぶっちゃけていました。このエピソードで道枝くんのたくましさが垣間見えた気がしますが、森さんと茅島さんいわく、どうやら彼は“超天然”のようです。

それでも本人の努力と成長は、しっかり感じとることができました。以前は身体だけでなく声の線も細い印象がありましたが、トレーニングの効果もあり、太い声が出るようになっていました。


一方、茅島さんは、2019年のポカリスエットのCMで注目を浴びた、凛とした雰囲気のある女優さん。これが初舞台ですが、とても落ち着いています。


そんな2人が、フレッシュにロミオとジュリエットに挑んでいます。森さんの言葉を借りれば、「これまで出会ったことのない体型」というほど、道枝くんも茅島さんも、長身で手足が長くて顔が小さい。とにかく、そこにいるだけでキラキラしていてまぶしいのです。

前半の喜劇から後半の悲劇へと物語は展開していきますが、10代の恋をそのまま見せてもらっているような初々しさがあり、いい大人の私も随所でドキドキしてしまいました。

ちなみに、私が最もキュンとしたのが、カーテンコールの直前のシーン。ネタバレになるので多くは明かせませんが、道枝くんのちょっとした仕草がとてもお気に入りです。観劇予定の方はぜひ、注目していただきたいなと思います。

この春の“ロミジュリ祭り”の中で、おそらくもっともエネルギーがあって若々しい「Romeo and Juliet -ロミオとジュリエットー」。2人の美しさが際立つ同作は、東京グローブ座での上演は終わりましたが、21日からは大阪・梅田芸術劇場で上演されます。

※写真はイタリア・ヴェローナにある”ジュリエットの家”のバルコニーです。

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