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「絵を描くのは苦手」なんて気にならなくなる、楽しさと多様性を経験できた話🎨

絵を描くのは好きですか?
私は嫌いではないけれど、苦手です。絵で表現する伝言ゲームとか、見るのはいいけど参加するのは絶対いや(笑)

そんな私が、はじめて大きめの白いキャンバスに自由に絵を描いた。
苦手意識の自分の殻を破れない感は否めないけれど、とっても楽しかった!ので、忘れないようにそこで何を感じたのかを残しておきたい。

お酒を飲みながらおしゃべりしながらワイワイ描く

今回はAn-Nahalの5周年記念で企画された会。
横浜のArtBarで、普段なかなか会えない人たちとワイワイお喋りしながら描いていくのはとても新鮮で、解放感があって温かく素敵なひとときでした。

描いた絵を持っての集合写真

絵を描くテーマとしては、An-Nahalが大切にしているインクルーシブリーダーシップの6つの資質から選択して描くことに。(Curiosity ,Collaboration ,Commitment ,Courage ,Cognizance of bias ,Cultural Inteligence)

といっても私はどれも選べなくて、絵を描くにあたってまず思ったことは
「仕上がりが自分の気に入らないものになるのは絶対に嫌!」
ということ。
(ここから、私の動く源泉には「絶対に嫌だ」が軸になることは多々あるな…と気づきました。後から。)

そして「せっかく描いたものを飾るなら、好きな海がいい!」
と思いながら描きはじめ…
その時はなかなか言葉にならなかったけど、そもそも海自体がインクルーシブなイメージよな~なんて思い浮かべていました。広くて色んな表情を持っていて、海の中には多様な生き物が共生している。受け入れてくれる感。

絵としては、描き方に直線を使わない(まっすぐ塗らない)ことで、境界線をなくしたかった。ボーダレス、いろんな人や価値観が交ざり合っている状態を浮かべたつもり。どの角度から見てもOKな仕上がりにしたのも、視点は1つじゃないという気持ちを込めてみたり。

そんなこんなで、なんとか自分で満足いく仕上がりに(ほっ)

どの向きでも飾れるのがお気に入り。
航空目線なの新鮮!と言われて、
確かに「海」と言ってもいろんな視点あるよな~と思った。

この楽しく絵を描いた時間を振り返って、改めてこんなことを考えました。

「絵で表現する」がことさら難しいと感じるのは、「絵の描き方」をそもそも知らないから。

筆の使い方はじめ「これをこう使うとこんな表現ができるよ!」と教えてもらうと一気に表現の幅が広がって楽しくなりました。
歯ブラシやスポンジを使ってみたり、水加減でも全然違ったり。

私は「言語化」にも日々難しさを感じているけれど、それでも「絵」よりは難しくないと思うと、最低限「言葉の使い方」は自分の中にインストールされているからなんやなと気づく。
でもそれは「日本語」限定で、他の言語になると一気にもはや「絵」と同じレベルになる…。

理解・思考・表現はそれぞれ違う。

頭の中にはまた別の"インクルーシブ"なイメージがあるのですが、頭の中にあるものを言葉なり絵なり、人に伝えられるようにすることってめちゃくちゃ難しいな…と改めて痛感。そう思うと、

<インプット(理解する手段)>

<思考(脳内の処理)>

<アウトプット(表現する手段)>

はそれぞれ別であり、得意不得意があって、手段にも違いがあって、どれをよく使っているかに偏りがあるのかなぁ…とも感じる。
表現出来てないからと言って思考していないわけではないけど、何かしら表現しないと伝わることはない。うーむ。

全然違うことを面白がれる手段としてのアート

「絵」はなおさら、言語を超えて繋がれるツールで、言語よりもさらに「1人ひとり違うこと」を自然と分かち合えるものかもしれない。

ざっくりとみんなで最初に同じ絵の描き方のレクチャー受けて、だいたい今日はこんな方向性の作品ができる…という強制力はないながらも同じ完成形を見てからスタートしたはずなのに、見事に全員全然違う作品に仕上がってるし、誰一人同じような絵になることもなかった。
同じ"海"を題材に描いた人もいたけれど、使った絵の色も海の捉え方も全く違った。描いた絵を一人ひとり見せながら、何を表現しているかを話した中でも、一人ひとりの視点が全然違って新鮮。
すごい。面白すぎる~!

みんな違うことが分かると、違いが気にならなくなる。

今回のこの場は広く"An-Nahalメンバー”が集まって、そこには年齢や性別、職業、文化など関係ない場になっていました。
違うからこその、遠慮ではない温かい積極性が一人ひとりに生まれるような気がして、そんな場をつくるAn-Nahalってすごいなぁとしみじみ。

D&Iとざっくりいうとまだまだ日本社会ではジェンダーの課題が大きくなりがちだと思うけど、An-Nahalがひらく場にいると、本当にいろんな属性の人が集まるのでいい意味でいろいろ気にならなくなる、というか、自分も相手もいろいろ違うからお互いさまで積極的に気にかけていこう、となる感じ?。これが当たり前になっていくといいなぁ。

An-Nahalが目指すGlobal Inclusionを体感した気がします。


最後に…

学校の美術の時間もこんな楽しい時間だったなら

苦手意識が先か、心理的安全性や面白さが先か…分からないけれど、物心ついたときから絵を描くのは苦手で、嫌いじゃなかったけど学校の美術の時間は別に楽しくもなかった。絵なり作品を並べられるのは苦痛だった。
具体的に不快な出来事があったわけではないし、もはや記憶は曖昧だけど、この面白さは子どもの頃に味わっておきたかったかったな~!

純粋に楽しかったので、また行きたいと思います。ワクワク。

Thank’s for special opportunity.
Happy 5th Anniversary! #アンナハル

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