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【米国株8/7~8/11まとめ】S&P500、ナスダック100先物のチャート振り返り【後編】

前編はこちら。

後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。

S&P500先物(週-1.64%)

週足

  • 高値・安値ともに切り下げで2週連続の陰線となった

  • 反発上昇を見せるが、失速し上ヒゲ陰線を形成。まだ上がらせてくれないか。

  • 前週からの売り圧力が続いた週でしたね

  • 5/1週から引いたフィボナッチでは23.6%を割り込んで進行しており、反発が弱ければもう少しの下落調整があるかもしれない。

日足

今週の振り返り

  • 今週は日足のVWAPを下回ったまま弱い推移が続いた週でした。

  • 木曜日にはCPI発表があり、予想に対してやや下振れの結果だった。反発上昇を見せたが、買いは続かず短期のフィボナッチ38.2%を上回れなかった。

  • 反発上昇の頂点は滞在時間が短く、絶好の売り場にされたことがわかる。

  • 金曜日のPPIは上振れだったことから、売りが続き、短期のフィボナッチ78.6%まで下落した。

  • 78.6%から反発を始めている最中で、一旦の調整はいいところに来ている節はある。ごく短期でみればここで上がり始める向きも可能性としてある。

  • しかし今はまだダウントレンド継続中のため、短期フィボナッチ78.6%を割り込む展開になれば、上の黄色ボックス圏まで下げて、そこで止まるかのテスト場となるだろう。

次週のシナリオ
①上昇する場合
反発する場合は、短期のフィボナッチ38.2% 4,549.25付近がレジスタンスとなっていそうなのでテストされる場面だ。

4,549を上に抜けていくなら、7/27高値4634.5の再トライが視野に入るが、利確の売り圧力が強くなりやすいだろう。

②下落する場合
1) 短期フィボナッチ78.6% 4,459

金曜日に反発したラインで、ここを割り込むと次の下落につながりやすい。

2) 上の黄色・長方形ボックス圏
5月から引いたフィボナッチの38.2%前後となる場所、かつ、山を2つ作った出来高が多めの価格帯。
値止まりしやすい可能性のある場所。

3) 2022年8月高値 4327.5
引き続き意識はされやすい可能性はある。

チャート上は意識されやすいポイント
前後のフィボナッチ50%・61.8%付近で反発するかのテストはありえそう。
ただし、今年は出来高が少ない価格帯のため、すり抜けていく可能性も十分ある。

前週note


MA200より上にあるS&P500銘柄

先週末61.63%➡今週末60.63%(-1pt)
下げがまだ止まらず。

ナスダック100先物(週-1.64%)

日足

今週の振り返り

  • 黄色・長方形ゾーンがサポートとなるか試されると前週に書いたが、水曜日から下抜け始めた。平行チャネルの下限を下回って売りの強さがうかがえる。

  • 木曜日のCPIでも予想下振れから一時は上昇したが、ダブルトップのネックライン(15381.4)でピッタリ止まって、売り場とされた。下げた先はやはり黄色・長方形ゾーンの下で、CPI上げは一過性となった。

  • 長方形ゾーンを下抜けたことは、値止まりしそうなポイントでも止まらない下落の強さと見れそうだ。

  • 金曜日のPPIでは、7月安値に接近する下げとなっています。上値も長方形ゾーンの下値に近いところで跳ね返されている。

  • 7月安値を下抜けると、もう1段の下落調整はありそうだ。今週はまずは下げ止まりを見ていきたい週か。

次週のシナリオ 
①上昇する場合
反発上昇する場合は次の順でテストされる。
1) ダブルトップのネックライン15,381.4
2) 21年9月高値

②下落する場合
1)7月安値 14,932

前月安値を切り下げるかどうかのポイント。

2)フィボナッチ38.2% 14,714.5

3)2022年8月16日高値 13,727
フィボナッチ61.8% 13,953から2022年8月高値がチャートの値止まりポイントとなりやすいか

MA200より上にあるナスダック100銘柄

先週末74.25%➡今週末72.27%(-1.98pt)

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