【米国株10/28~11/1】S&P500・ナスダック100先物のチャート解説
前編はこちら。
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物・日足
今週の振り返り
今週は2週連続の高値・安値切り下げの下落でした。特に10月31日(木)は直近では出来高が多い長大陰線の下落で売り圧力が強かった。
10月30日(水)までトレンドライン(右上に上がる白色ライン)に沿って上昇を試したが、先週の10月25日(金)の高値を上抜けられず、トレンドラインを下抜けて下落してしまった。
先週末時点のnoteでは「次週は火曜日アフターから木曜日アフターまでGAFAM決算が続くので、ボラティリティが拡大した値動きになるかもしれません。」と書いていましたが、水曜日から木曜日にかけて大きな値動きとなりました。
また下落する場合、「21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落していく場合は、先週から変わらず5,700~5,724がサポートゾーンになるか確認したい。」と書いていました。
今週の安値は11月1日(金)に5,732.5で、5,724まで降らず反転しました。しかし11月1日(金)は反発後、戻しきれず失速し上ヒゲをつけています。まだ上値の重さが抜けていない可能性があります。
次週も5,700~5,724で支えられるか、下抜けて値幅調整するのか様子見ではないでしょうか。大統領選とFOMCがあるので、イベント通過までは動きにくいでしょう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
21日出来高加重移動平均線を上抜けて5,850付近まで上がれるなら、5,927.25の最高値をトライするか様子みたい。
②下落する場合
5,700を下抜けると、フィボナッチ61.8%や75日出来高加重移動平均線のあたりまで下げていくのではないだろうか。
MAより上にあるS&P500銘柄
MA50より上
先週末55%➡今週末48%
MA200より上
先週末72%➡今週末69%
ナスダック100先物・日足
今週の振り返り
今週は前週比で高値切り上げ・安値切り上げと上下動が拡大した週でした。先週末時点のnoteでは上昇する場合は「20,600が短期ターゲット。」と書きましたが、10月30日(水)に20,675.3まで上昇しました。しかし、この高値から10月31日(木)まで大きく下落し、19,898.2の安値をつけています。
下落する場合は先週末時点では「21日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、10月1日安値19,626までに値止まりするかサポートを確認したい。」と書いていました。10月31日(木)に21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落しましたが19,626に届くほどの強烈な下げには至っていません。
10月31日(木)の下落はトレンドライン(白)上で耐えて、11月1日(金)には反発上昇しています。しかしS&P500同様、買い圧力は続かず売り優勢で上ヒゲとなりました。今はまだ下落が止まったとは確定せず、トレンドライン(白)でサポートされて反発できるか様子を見たほうがいいだろう。
大統領選とFOMCのイベント通過までは動きにくいので、通過後の値動きを見てからポジションセットしても遅くない。現状は上も下も微妙な位置と見える。イベント通過までは収束する値動きの可能性も残っているだろう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
21日出来高加重移動平均線を上回る値動きとなれば、20,675を再トライする流れとなるか。
②下落する場合
トレンドラインを下抜けて下落をしていく場合は、まずは19,624がサポートラインになるか確認。フィボナッチ50%あたりまでは一時的に安値をのばす可能性がありそうだ。
MAより上にあるナスダック100銘柄
MA50より上
先週末62%➡今週末55%
MA200より上
先週末61%➡今週末53%
次の記事を書く励み、定期的に更新するモチベーションになっています。 サポートしていただけたら、投資・チャート分析のインプットに役立てたいです。