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【米国株5/22~5/26まとめ】S&P500、ナスダック100先物のチャート振り返り【後編】

前編はこちら。

後編はS&P500とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。

S&P500先物(週+0.2%)

週足

4,200の上をキープしました。終値では前週よりやや上昇しています。
途中下げて安値も前週より掘っている安値切り下げとなりましたが、下ヒゲつけて回復しています。

平行チャネルの上ラインまで上がっているので、ここからラインを上抜けするか反落するかが問われるタイミングまで来ました。

今朝、債務上限問題が原則合意との報道がありました。
これを受け、31日水曜日に採決するようですが、週明けから指数がどう反応するかを見届けたい。まだ議会を通れるかは決まっていない。

日足

今週の振り返り
週の前半はトレンドライン(黒色太線)で跳ね返されて4,200を割って4,100近くまで調整されましたが、それ以上下げることはありませんでした。

木曜には短期的な下のトレンドライン死守して、金曜には、債務上限問題の進展を受け、上のトレンドライン(黒色太線)まで戻しています。
4,200の節目は週を通すとキープして底堅さがあります。

次はトレンドライン(黒色太線)をブレイクアウトして上昇するかどうかが確認ポイント。
AIの波によるメガテックや半導体への流入集中で上げてきた側面があるので、他のセクターも上昇機運がでてくるのかは気になるところ。

次週のシナリオ
①上昇する場合
まずはトレンドライン(黒色太線)を上抜けてブレイクアウトするかどうかを確認しましょう。

ブレイクアウトすると先週と変わらず4,300の節目から22年8月高値がレジスタンスラインで意識されやすいゾーンで、そこまで上げることを視野に見たい。

②下げて調整する場合
悪材料が出て反落する場合は、フィボナッチ61.8%ラインが最近のレンジの下値に近いので、ここで支えられるか下抜けるかを見ると良いだろう。

MA200より上にあるS&P500銘柄

先週末47.61%➡今週末41.35%(-6.26pt)
引き続き指数の値動きより悪い動きをしている。上昇セクターが集中して、他のセクターが下がっていることが影響しているのだろう。

ナスダック100先物(週+3.85%)

週足

ナスダック100先物は、4週連続の高値・安値切り上げで上昇トレンドの勢いが強かったです。週足トレンドが崩れず勢いを増して、平行チャネルの上限を目指しています。出来高は少ない中でやや増加。

週足のトレンドに逆らわず乗るだけで勝てる相場ですね。

債務上限問題の交渉進捗があったとの報道で上げましたが、メガテックや半導体セクターに流入集中が起きています。

1つ目の目安としていた14,000を上回り、次の14,400までもう少しのところまで上がっています。

日足

今週の振り返り
火曜日から下げ始め水曜日まで少し下げたがトレンドライン上で止まって、ヒゲをつけた反発になりました。その後は14,000を超える止まらぬ上昇へ。

債務上限問題の進展報道を受けて、金曜日は大きく伸ばしています。14,000を超えた後、14,400までもう少しのところまで伸び続け、金曜は+2.7%と久しぶりの大陽線となりました。

本日、日曜日に債務上限問題が原則合意と報道されました。31日の採決までどう状況変化があるかにも寄りますが、事実が出たので値動きがどうなるか見たいですね。

次週のシナリオ 
①上昇気流が続く場合
前週に挙げた1つ目のライン14,000をブレイクアウトしたので、次の意識されるラインは14,400ですね。

14,400を上抜けるといよいよ15,000の節目が見えてきます。

②下落調整される場合
以下の順でテストされる見込み。悪材料が出た時のインパクト次第。

  1. ごく短期的な浅い調整:14,000(節目で意識されやすいサポートライン)

  2. トレンドラインあたり:13,600前後

MA200より上にあるナスダック100銘柄

先週末65.34%➡今週末64.35%(-0.99pt)
60を下回った日もあるが、週末には戻して横ばいの結果。

次の記事を書く励み、定期的に更新するモチベーションになっています。 サポートしていただけたら、投資・チャート分析のインプットに役立てたいです。