【米国株7/24~7/28まとめ】S&P500、ナスダック100先物のチャート振り返り【後編】
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物(週+0.91%)
週足
平行チャネル上限に沿って進行する流れが3週目となった。
22年3月高値を一時的に上回った週でもある。
高値・安値ともに切り上げの上昇で、上記含めて強い動きが続いたと見える。
22年3月を天井と見れば、やや下げていく流れもあるかもだが、週足のローソク足からはまだ弱気は見えない。
金曜日のPCEの鈍化が確認された後、買いが続いたことも良い動きだ。
22年3月超えを目指すのか、並行チャネル内に戻すか次の動きが必要ですね。次週は、AAPL・AMZNをはじめ重要決算が多い週で、Q2堅調かどうかが問われる。ソフトランディング期待を支えられるか、腰を折られるか見ていきたいですね。
日足
今週の振り返り
4,550~4,560に超短期のサポート、反発買いが起きやすいゾーンとなっていた。
フィボナッチ78.6%付近が出来高が多少積み上がっていてコントロールプライスのように見える。コントロールプライスを中心に横ばいの動きをしているが、上下どちらに抜けていくかが肝。
上は22年3月高値付近が意識されていて、出来高も少なくなっている。22年3月高値付近に滞在する時間は短く、売られやすかったのが今週の動き。
しかし、金曜日のPCE発表後は、前日の下落分を取り戻すように買いが入って引けとなった。再び並行チャネル上限に到達している。
次週のシナリオ
①上昇する場合
今週高値の4634.5を明確に上抜けるなら、4,700の節目が次の目安だろうか。
過去最高値の4807.75までは距離もあるが、強い値動きが必要と見える。行くにしてもゆるやかに登っていくほうがイメージは近い。
②下落する場合
4,550を明確に下回っていくなら、フィボナッチ38.2%の4496.5から
4,480付近が止まるかどうかの1つ目のポイント。だが、出来高が少なめの価格帯なので止まらず抜けることも想定できる。
下抜けるなら、下の黄色・長方形あたりが止まりやすいゾーンだろう。
MA200より上にあるS&P500銘柄
先週末73.753%➡今週末70.17%(-3.58pt)
Q2決算への反応次第だろうか?
ナスダック100先物(週+2.0%)
週足
上がって下がってを最近順番に繰り返しているが、今週は上がる出番でした。
今週も並行チャネル上限の上で推移していて、S&P500先物より強さがうかがえる。平行チャネルのラインがサポートとして機能しているような値動きでした。
平行チャネルの内側に戻るかも?と思ったが杞憂で、もう一度21年9月高値を試す展開となりましたね。
この勢いをキープして15,946超えを狙うか、下がる週の番となるか。前週のローソク足からは15,946付近は出来高が少なくなり、滞在時間が短いことから売られやすい価格帯の可能性はある。
しかし金曜日のPCE発表後からの上昇の波が強いなら、15,946を上抜けていく買い圧力となる可能性もあるだろう。まだ弱気になるほどのチャートではないが、売り圧力が強くなる材料がないかは注視しておくといいかもね。
日足
今週の振り返り
前週金曜日から今週金曜日まで安値は平行チャネルのライン近くで留まっていた。これ以上下げず、下がっては買いが続いてた一週間でした。
今週も21年9月高値を木曜日・金曜日と試している点を見ると、上に行きたがっている買い圧力が一定続いてるのだろう。
金曜日は21年9月高値の上で引けとなったが、次週、ここで失速して反落にならないかは要チェックポイント。
黄色のトレンドラインを抜けて15,946超えには強い材料がほしいところ。
重要なQ2決算があるため、コケるとナス100も下がりそうだが、決算堅調か見ていきたい。
次週のシナリオ
①上昇する場合
黄色のトレンドラインを上抜けて推移していくことが必要。
そうなるなら、次は15,946が攻防ライン。
16,000を上抜けるなら21年11月の最高値が待っているが、やや距離は遠い。
②下落する場合
(1)黄色の長方形ゾーン 15,175
チャート上は値止まりしやすいサポートゾーン、かつフィボナッチ38.2%ライン。
(2)フィボナッチ23.6% 14992.8
ここを下抜けると弱い値動きで0%まで下がる可能性あり
MA200より上にあるナスダック100銘柄
先週末83.16%➡今週末82.17%(-0.99pt)
前週よりやや低下も高水準
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