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【米国株6/5~6/9まとめ】S&P500、ナスダック100先物のチャート振り返り【後編】

前編はこちら。

後編はS&P500とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。


S&P500先物(週+1.42%)

週足

昨年10月底値から20%超の上昇を見せ、ブルマーケット入りしている。
また、4,300を超えて22年8月高値を上抜けた週となった。
ナスダックに続きS&P500もブルマーケット入りで株式市場の上昇トレンドが強固になってきた。

大きなニュースはなかったが、新規失業保険申請が大幅上振れにより労働市場の冷え込みの兆候が見られたこともあってか、木曜日から金曜日にかけてさらに1段上昇となった。

先週に続きテック以外のセクターも上昇を見せていて、セクターローテーションをしながら上昇する可能性がある。

チャートでは、4,390~4,400付近のトレンドラインを上抜けるか利確売りとなるかは確認したいところ。

しかし、利確売があったとして【下がっても押し目】はまだ続きそうだ。

日足

今週の振り返り
先週、金曜日に頭抜けて上昇したが、今週も金曜日に頭抜けた上昇だった。

先週金曜日の上昇からほぼ下げることなく、オレンジ帯でキープできてる堅さがあった。今週金曜日に一気に4,300を抜け、かつ22年8月高値を上抜けて、キープしている。
平行チャネルの上昇トレンドが続いていると見て良さそうだ。

金曜日はやや上ヒゲが出ており利確売りがあったと想像できる。
次週、上を目指す場合は、まずはトレンドラインの4,400付近がポイント。

次週のシナリオ
①上昇する場合
先週書いた「4,300の節目から22年8月高値がレジスタンスラインがテストされる領域」が見事にクリアされた。

次は
・節目&トレンドライン:4,400
・次の節目:4,500

4,400以降は出来高も少なく、チャート上も22年3月高値まではめぼしい場所もありませんね。

②下げて調整する場合
今週の安値4,263.75を下抜けるかどうかが最初の関門。
下抜けた場合は4,200の節目が支持線になる可能性がある。

注意したいのは実質金利の重力にいつ反応するか。今は実質金利が上昇しても、指数株価は上昇を続ける力強さ。

MA200より上にあるS&P500銘柄

先週末49.5%➡今週末52.58%(+3.08pt)
上げ続けているが、まだ上の余裕は残っている状況。

ナスダック100先物(週-0.02%)

週足

ナスダック100先物は、6週連続の高値・安値切り上げで上昇トレンドは途絶えていません。平行チャネルの上限にタッチしているが、実態はほぼ横ばいで値動きは一旦の落ち着き。

下ヒゲ長い十字線で、水曜日に下げた分を木金で戻した形。
売り買い拮抗したことで十字線はトレンド終局に出るサインと言われているが、果たして十字線が機能するかは次週に確認。

上昇トレンドが続くためには、トレンドライン(白)を上抜けていくことが必要。次週はそこを見ていきましょう。

14,220を下抜けると、下落調整へ。

日足

今週の振り返り
1週間を通してトレンドライン(白)を少し上抜けるが、押さえ込まれる展開が続いていた。
水曜日には大きめに下げましたが前週の安値を割ることはなく、木曜日から金曜日にかけて下げた分を取り戻しました。水曜日の下げは反落とはならなかったのです。

下は限定的、上も上値抑えられた上昇一服シーンでした。
次週は、水色のボックスレンジを上と下どちらに抜けるかを見ていく場面。
火曜日にCPIの発表があるため、その結果にも左右されそうですね。

次週のシナリオ 
①上昇気流が続く場合
ボックスレンジを上抜けるなら、引き続き15,000の節目がテストライン

②下落調整される場合
ボックスレンジ(下限14,220)を下抜けるなら、次は14,000の節目がテストライン。
14,000を下抜けていく強さなら、22年8月高値13,727付近で値が止まるか確認したい。

MA200より上にあるナスダック100銘柄

先週末73.26%➡今週末72%(-1.26pt)
横ばいな動きしてますね

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