【米国株10/14~10/18】S&P500・ナスダック100先物のチャート解説
前編はこちら。
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物・日足
今週の振り返り
今週も高値・安値切り上げの上昇トレンド継続でしたね。先週末時点では「引き続きまずは5,900が次のターゲット。各社のQ3決算が好調続きとなれば、6,000を目指していく流れとなるか。」と書きましたが、10月14日(月)から5,900のターゲットを上回って、10月17日(木)には5,927.25まで到達し最高値を更新しました。順調に上値を伸ばしていく流れで好調です。
7日出来高加重移動平均線が登ってきていますが、ローソク足の安値が7日出来高加重移動平均線に接すると反発上昇する動きで、買い圧力のほうが強い状況が続いているようです。
私が見ている特殊なボリンジャーバンドでは+2σ付近を這っているため、上昇幅はこれ以上大きくはならないがジリ上げが続いているのでしょう。
決算本格化する次週以降は、決算結果によっても値動き左右される。今のところ前半戦は概ね好調な結果なので、次週も好調な決算結果に期待したい。
出来高は徐々に減少してきおり、大型株の決算を確認してから本格的に動くのだろうと待っている。大統領選もこれからあるため、それらの前後の値動きをよく見守るのが良いでしょう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
次は節目の6,000がターゲット。6,000の手前で失速する動きもあるだろうが、今はまだ心配する動きがないのでジリ上げについていく流れか。
②下落する場合
7日出来高加重移動平均線を下抜けて21日出来高加重移動平均線も下抜ける値動きになってから調整だろう。今は21日出来高加重移動平均線でサポートされた上昇トレンドなので、21日出来高加重移動平均線を下抜けていく動きにならない限りは大丈夫。
21日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は5,700~5,724がサポートゾーンになるか確認したい。
MAより上にあるS&P500銘柄
MA50より上
先週末75%➡今週末76%
MA200より上
先週末77%➡今週末79%
ナスダック100先物・日足
今週の振り返り
今週は週足では6週連続の上昇でしたが、前週比+0.45%とジリ上げの週でした。10月14日(月)に1%以上の上昇を示しましたが、10月15日(火)にASMLがミスで決算発表の前日に結果公開されてしまい、受注額が悪かったことで半導体株が大きく下げ、ナス100も引っ張られ下落でした。しかし、10月17日(木)にTSMCの好決算を確認したところから、週末まで上昇し、週間でジリ上げに落ち着いたといったところでしょう。
ASML決算漏れにより一時は7日出来高加重移動平均線を下回ったが、10月18日(金)には7日出来高加重移動平均線の上まで戻し上昇トレンドは継続のようだ。
先週末時点では「20,337を上回る値動きになるなら、次は20,600がターゲット。」と書いていて20,337は上回った値動きとなりました。
S&P500よりアンバランスな値動きだが、安値は切り上げてゆるりと上昇を続けている場面です。これから発表されるM7や半導体銘柄の決算結果により動きが変わるが、決算こなしながら自ずとナス100の積上げEPSは上昇し高値へ上がっていける環境になっていくでしょう。
悪い決算サプライズがない限りは新高値の形成に向かっていくのではないでしょうか。
次週のシナリオ
①上昇する場合
まずは先週と同じく20,600が短期的なターゲット。
7月11日の最高値20,790超えにトライする流れに期待したい。
②下落する場合
21日出来高加重移動平均線を下抜ける場合は、10月1日安値19,626までに値止まりするかサポートを確認したい。
MAより上にあるナスダック100銘柄
MA50より上
先週末75%➡今週末71%
MA200より上
先週末71%➡今週末66%
次の記事を書く励み、定期的に更新するモチベーションになっています。 サポートしていただけたら、投資・チャート分析のインプットに役立てたいです。