セルフレジでは出来ないこと
「あのお姉さん、本当にいいねー。」
「うん、いつも嬉しくなっちゃうね。」
うんうん頷く、買い物当番のこざる達、近くのスーパーからの帰り道です。
「いつも行くスーパーのレジ係さんで、とっても感じがよくて 笑顔で明るく対応してくれる お姉さんがいて…」
「そのお姉さんのレジだと 僕たちもニコニコして嬉しくなるんだ。」
そのニコニコのまま、スーパーから出てきて通りを歩いていたりします。
彼女のレジに並んだ全ての人を幸せにしていると思います。
「疲れて寄ったスーパーで、あのお姉さんのレジだったら、絶対に元気が出るよ!」
「救われる人も多いんじゃないかなぁ。」
本当にそう思います。
「セルフレジでは出来ないことだね。」
「便利とは別の次元の話だよ。」
空には雲がたくさん浮かんでいます。
「ちょっとパウル・クレーみたいじゃない?」
空を見上げて、こざるちゃんが言います。
「ほんとだね!」
信号で立ち止まって空を眺めていると、
「日がのびましたね。」
隣で同じく信号待ちをしている人が声をかけてきました。
「そうですね。もう4月なんですよね。」
「今日は少し寒いですね。」
通りのハナミズキは既に満開です。
こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。
読んで下さって、どうもありがとうございます。
レジ係のお姉さんは、自分がたくさんの人を幸せにしていると気がついているでしょうか?
よい毎日でありますように (^_^)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?