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【知って欲しい】LGBTQ+当事者としての想い

最近は、LGBTQ+を取り巻く報道が多くなってきました。

最近のLGBTQ+関連のを見ていくと

  • LGBT理解増進法

  • 神政連問題

  • 国会、地方の議員のLGBT差別発言

  • 各地のレインボーパレード

  • 同性婚訴訟

  • トランスジェンダー女性殺害予告

  • サル痘

  • 梅毒

などなどが報道されました。
僕が知らない報道もあるかもしれませんが、この1年で沢山のLGBTQ+を取り巻くニュースを見た方も多かったのではないでしょうか。

当事者である僕がTV、インターネットなどのニュースを見てどう思ったのかをお話したいと思います。
また、

  • 当事者としての困りごと

  • 当事者として知って欲しいこと

  • 当事者としてどのように接したり、対応して欲しいと思っているのか

と、いったことも併せて、お話しできればと思います。

LGBTQ+関連の報道を見て当事者の人ってどう思ったの?

LGBTQ+関連の報道をでやっぱり古い考えをしてるし、「根拠もないのに何言ってんだか」って思ったのが、

  • 神政連

  • 同性婚訴訟大阪判決

  • 政治家のLGBT差別発言

  • LGBT理解増進法

です。

過去にLGBT理解増進法については、想いを記事にしていますので、併せて参照して下さい。

政治家の発言については、ただただ、新興宗教や頭のおかしい宗教関係者の言い分を真に受けすぎているとしか言わざるを得ないでしょう。

同性婚訴訟については、家制度が正しいとはどこにも書いてないですし、家族のカタチは少しずつ変化しているのに法律を変えようとはしないのかがわかりません。
ましてや、家族のカタチの変化に対応して、夫婦別姓を認めていないことにも矛盾を感じます。そして、何より、夫婦同姓であることの意味って何なのかを立法府、司法の場で説明されていないのはどうなのかなって思います。
同性婚訴訟問題において、国会議員は自治体がパートナーシップ制度を導入していっているのでそれで良いと思っていて、国としては認める気がないということの表れなんちゃうかなって思います。

最新のトランスジェンダー女性殺害予告のニュースについては、

はっきり言って何のメリットがあってやってんやろう

って思いましたね。

というのも、殺害予告とか差別発言をすれば、ニュース沙汰になるし、今回殺害予告をされたのは有名N弁護士だったので、すぐにニュースになったのは言うまでもありせん。
本人にとってメリットというよりデメリットしかないと思うのです。
バカだなってことですね。

各地のレインボーパレードのニュースは、LGBTQ+系のメディアで取り上げられてたのですが、東京、大阪、札幌をはじめとして、いろんな地域で開催されるようになったなって印象があります。

東京に住んでいた頃は、ぷれいす東京のボランティアをしていた関係で、代々木公園でブースに居たりしました。そんなこんなで、会場で皆さんをお迎えして、情報発信を届ける側だったのですが、京都や大阪に住んでからは、コロナ禍もあったのでそこまでレインボーパレードに関わることもなくなりました。
それもあってか、

今年もそんな時期になったかぁ

って感じでした。

当事者として、LGBTQ+関連のニュースを全体を見て思ったのは、悪い方だと

ニュース報道されていることの裏に新興宗教をはじめとする宗教を関わっているなって思いましたし、宗教側が何をしたいのかが良くわからんなってのが正直な感想ですね。

良い方だと

LGBTQ+当事者にとっては、少しずつだけどいい方向に進んでいってるんじゃないかなってことを思いました。

それにしても、宗教側は政治家を巻き込んでLGBTQ+に対してどうしたいと考えているのかって印象しかありませんでしたね。

ニュース関連のことはこのくらいにして、次に当事者としての困りごとについてお話したいと思います。

当事者としての困りごとって何かあるの?

当事者としての困りごと・・・男性のセクシュアルマイノリティが感じるのは、ゲイの人達の節操のない行動をし過ぎなんちゃうかなってことが困りごととしてあります。ゲイの人の節操ない行動によって、障害者福祉関連の仕事に就くことになった時、ゲイではないですけど、LGBTQ+の当事者としてカミングアウトをした際に仕事上で『利用者さんに手を出す可能性があるでしょう?』って言われましたし、当事者としているから良いと思ったのか、同じ法人内にトランス男性がいるということをアウティングする始末でどう接したらいいのかとまで言われたことがあったのです。

また、パートナーシップ制度が導入されている自治体でも一般の方にどういう制度なのかってのがあまり浸透していないことも困り事してあります。と、いうのも京都に住んでいた頃に区役所のある窓口で『それなんですか?』と言われたことがあったのです。
それと併せて、人によってはパートナシップ制度と婚姻制度を同じものだと思ってる人がいるということを聞くこともあるので困ってしまいす。

僕自身、LGBTQ+の当事者でもあり、HIV陽性の当事者でもあるので、未だに職業差別的なことがあるのが難点かなって思ったりします。

それでも、少しずつ理解はされているとは思っているのですが、それでも困り事が減らないのはどうしてなのかと思ってしまいます。

だとしたら、当事者はどう接したり、対応してもらうことを望んでいるのでしょうか?
そのあたりについて、僕なりの考えを次ではお話したいと思います。

当事者の人達はどういう風に対応して欲しいと思っているの?

当事者の人達は、自分達のセクシュアリティやジェンダーについて、

  • 同性が好きなだけ

  • 自認する性別が違うだけ

  • 自認する性別がわからないだけ

  • 好きになる人、恋愛したい人がわからないだけ

と思っているだけので、自分達のことを特別、変わった存在だとは思っていません。

なので、シスジェンダーのヘテロロマンティック、ヘテロセクシュアルの人達と同じように接して欲しいと思っているのです。

特別な対応をされると、本人達は言いませんが、

普通に接することがそんなに難しいこと?

って思っているのが本音です。

  • 言えない風潮

  • LGBTQ+を代わった存在と思っている

  • LGBTQ+に対して差別、区別はしないものの偏見を持っている

これがイヤなんです。だから、たとえカミングアウトされたとしても、『そうなんだ』くらいにしておいて、本人達と接する中で知ってもらうことが大事なんだと思っています。

LGBTQ+も障害者も同じで、障害もセクシュアリティも誰一人として同じ人はいません。これを知った上で対応や接するようにしてもらえれば、特別な存在、変わった存在じゃないわかるでしょう。

LGBTQ+だからと言って、誰とでもセックスわけじゃないので、『オレのこと狙うなよ』なんてことは言わないで下さい。あなた方に好みのタイプがあるように、LGBTQ+の当事者にも好みのタイプがあります。

なので、特別なことをして欲しいのではなく、普通に接してもらうことがLGBTQ+の人達にとっては大事なのです。

このことだけは覚えておいて下さい。

まとめ

様々なLGBTQ+を取り巻くニュースがありましたが、結局、当事者から言わせると、

何がしたいの?

ってことにつきます。

法で守られている人達がなんで守られなきゃいけないの?

って法律を作りたいとして法案提出をしている政党がありますが、マイノリティを守らずして、マジョリティを守れなんて笑止千万です。ましてやシスジェンダーを守るということは、ゲイの人が節操のない、貞操観念の低い行動をしてもOKということになってしまいます。
そうすると、シスジェンダーのセクシュアルマイノリティの人達は擁護して、トランスジェンダー、クエスチョニング、Xジェンダー、ノンバイナリーの人達は擁護しなくていいという発想になりかねません。

そこまでして、法律を変えることが出来ないのでしょうか。また、犯罪を未然に防ぐという観点から、トランスジェンダーと偽って女性更衣室に入ろうとしたりする男性を取り締まる法律を作れば解決するだけなんちゃうかなって思います。

自分達を守ることしかしない、責任感、責任能力のない政治家に国を任せておいて良いのかってこともニュース報道から感じました。

LGBTQ+の人達に対して、特別なヤツらとか変わった存在にみたいに思ってる輩がいる限り、差別のない国にはなりませんし、日本という国が変わっていくとは思いません。

当事者の声を聞いて、当事者に寄り添うことがより良い方向に向かっていくんだと思います。

今回は、この辺にしたいと思います。

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