睡眠と飲酒のカオス

飲酒は、想像すると眠りを誘うように感じられるかもしれないが、実際には睡眠の質を下げる可能性がある。という理由から、断酒が睡眠に与える影響を考えたい。

まず、アルコールは中枢神経系を抑制す作用がある。 つまり、アルコールを摂取すると、脳の働きが遅くなり、心身をリラックスさせる効果がある。逆に摂取し続けた場合、脳が完全に休息することができなくなる。 そのため、熟睡できず、深い眠りが得られなくなってしまう。

さらに、アルコールは睡眠のサイクルにも影響を与える。 通常の睡眠は、深い眠りと浅い眠りが交互に繰り返されるサイクルで構成されている。浅い眠りの時間が長くなる傾向がある。このため、寝ている時間が長くても、十分な休息をしていない状態になってしまう。

また、アルコールは睡眠時無呼吸症候群を悪化させる可能性もある。この症状は、睡眠中に呼吸が止まることが原因で、重篤な場合は心臓発作や脳卒中のリスクを引き起こす。お酒を飲むことで、気道の筋肉が緩んでしまうため、無呼吸症候群のリスクが推測される。

以上から、飲酒が睡眠に与える影響は大きいが、断酒をすることで睡眠の質が改善するとは限らない。また、アルコールを一時的に摂取していた場合、脳の機能が正常に戻るまで時間がかかってしまう。

もう1年半くらい断酒が続いているが、最近睡眠時間が短いこともあり、休みの日にお昼寝をして睡眠時間を補充している。以前のようにお酒を飲んでいた時に比べて、眠れなかったとしても、普段は良く眠れるようになってきているので、少しずつ落ち着いてきた感じはする。

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