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バカリズム脚本「ブラッシュアップライフ」と「殺意の道程」を平行視聴して~笑いとシリアスの対比
「ブラッシュアップライフ」が熱い!!
私の一日はドラマに始まりドラマで終わる。寝る前にスマホでドラマを観るのが幸せなルーティーン。昨夜、ブラッシュアップライフの脚本家バカリズムの「殺意の道程」を見終わった。
平行視聴してみて、バカリズムドラマの特徴は
○笑いとシリアスの対比
○日常と非日常のバランス
だと思う
笑いとシリアスの対比
現在第8話……クライマックスに突入するところで第8回は終わった
「ブラッシュアップライフ」
始めはアリクイに生まれ変わらないために徳を積むという主人公近藤麻美(安藤サクラ)だったのだが……なんと、8話では飛行機事故を防いで親友のそして大勢の命を救うという使命をもって生まれ変わることに。
「殺意の道程」
バカリズムと井浦新が父親の敵をとるために自殺に追い込んだ鶴見辰吾の殺害を計画する話。始めはとてもシリアスに始まる。それなのに……殺害計画が始まるとまさにバカリズム的笑いが詰め込まれている。
例えば第二話「買い出し」では、ホームセンターで殺す道具を買いに行く。黒いニット帽を被る井浦新が「どう?」と聞くと、バカリズムが「似合うんじゃない?」とドメスティックな会話が繰り広げられる。
殺害計画のアドバイスを求めキャバクラに行ったり、占いで吉日を探したリ……と、始まりのシリアスさが何だったのかと思うほど笑いにあふれている。
結局計画を立てる中で、父親は自殺ではなく鶴見辰吾に殺されたことが分り、みんなで退治するという桃太郎的な展開だった。
「ブラッシュアップライフ」でも、ドメスティックな会話が繰り広げられ笑いにあふれていたはずなのに……突然シリアスなシーンがやってくる。第6話だったかな?人生4週目の麻美は、徳を積むために猛勉強する。しかし、そのせいで、これまで親友だったなっちやみーぽんと距離ができてしまう。シール交換をしてもぎこちない。そんな放課後の帰り道のシーン。一人で帰宅する小学生の麻美、防災無線から流れる「ゆうやけこやけ」のメロディー。う~ん切ない!
第8話ラスト
人間に生まれ変われることが分った麻美だが、親友を助けるためにもう一度今生をやり直すことを決意する。人間に生まれ変わる扉の前で悩む麻美、決意した麻美が今生の扉の前で悩むシーン……
このシーンを観ていると、「今の人生を精一杯生きなきゃいけないな」なんて思いが湧いてくる。全編シリアスでも、同じメッセージを訴えるドラマはある。しかし、笑い、笑い、笑い、シリアス…と、笑いとの対比でシリアスを入れられると頭ではなく感情に訴えかけられる。
まとめ
「ブラッシュアップライフ」は笑いとシリアスの対比が感情に訴えかける
日常と非日常のバランスについてはこちら↓
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