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『矯正治療中のスポーツについて』

香川県坂出市のスポーツデンティスト

香西歯科医院です。


以前、サッカー指導者の方からお問い合わせ頂いた内容です。

 

中学生の生徒が矯正治療を検討しているが

プレーに影響はないか?

注意する事は?

治療期間はどのくらい?

という内容でした。

 

まず第一にプレーに影響がないか?という問いに

全くないとは言い難いです。

少ないとは感じます。

 

矯正治療は歯の表面に

ブラケットと呼ばれる金具を接着し

ワイヤーで固定し、少しづつ歯を動かしていきます。

 

装着直後は歯が痛んだり

粘膜に口内炎が出来たりします。

 

こういった口の違和感が

プレーに影響を及ぼすかもしれません。

しかし徐々に慣れてきますので

影響は少ないと考えられます。

 

次に注意点としては

コンタクトスポーツでは

特に注意が必要ですが

矯正装置による外傷が多くなる事です。

 

ワイヤーやブラケットで

口の粘膜に

通常時よりも裂傷が多くなります。

 

また装置自体が壊れたり

動かしている途中の歯は

抜けやすいので

注意を払う必要があります。

 

こうした怪我の予防や矯正装置を守る為

スポーツマウスガードが存在します。

 

矯正装置の上からも装着出来ますが

どうしても大きくなる為

違和感が大きく

継続した使用が困難な場合があります。

 

治療期間に関しては

咬み合わせの状態や開始時期によって

様々なので一概に語る事は出来ません。

 

長いと3年程かかる事もありますし

複数回治療が必要なケースもあります。

 

担当歯科医師とよく相談し

治療計画を立てる事が重要です。

 

クリスティアーノ・ロナウドも

マンチェスターユナイテッド入団前は

歯並びが悪く、虫歯も多くありました。

 

当時

アレックス・ファーガソン監督やコーチ陣に指摘され

矯正治療を始め

装置をつけてプレーしていた時期もあります。

 

咬み合わせの重要性に早くから気づき

治療に取り組んでいたと推測されます。

 

彼に憧れるサッカー少年、少女は

歯の大切さも考えていくと

憧れの選手に近づけるかもしれませんね。


2019年7月18日

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