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2月の笑者になるまで      親の覚悟と塾選び

2023年
親にとっても長男にとっても初めて経験した中学受験を終え
6校受験し、第一志望含め複数の合格を手にし
2月の勝者となった息子の軌跡の記録。

終えた今からだから言える中学受験で本当の意味での笑者になるために必要なことをお話します。

     
・親の覚悟
・子どもの気質を良く理解すること
・その上で子どもに合った塾選びをすること

がとても重要だと思います。


我が家のきっかけ

我が家が中学受験をしようと思ったのは
息子が地元の公立小学校に通い始めてから、ずっと学校に行きたくないと言い続けていた事が大きく
その理由としては、学校の授業が退屈であった事。また同級生との関わりの中で少しの衝突も過敏にストレスに感じてしまう事。(息子は、小さな事も過大に気にしてしまう性格であり、とても繊細なHSCに該当する特性を持っています)
その様な息子の特性から、少しでも彼に合った中学校に通えたらと思い、中学受験をする事にしました。
後は…大きな声では言えませんが、公立学校の一斉教育に限界を感じた事も親としては一つの要因にとなりました。


親の覚悟
よく聞きますね。
同じマンションの子たちがみんな受験をするから。
お友達が受験をするから、子どもも受験生したいと言ったから。
その様な理由を口にするママさんを見かけますが
それが建前で、本当の理由があるのならば親子で走り切る事が出来るかも知れません。
ただ、中学受験は全ての受験の中で最も過酷な受験だと思います。
まず親が、しっかりと覚悟を持つこと。を強くお伝えしたいです。
途中で第一志望を諦める。受験を辞める。という選択をせまられる事になるかも知れません。その時、親としてその覚悟が出来ますか。子どもが頑張っても頑張っても結果に現れない日が続くかも知れません。そんな時、笑顔で子どもに寄り添い続ける覚悟がありますか。
子どもの心を守れるのは親だけです。
極限に追い込まれた時に 言い訳せずに。
2月に親子で本当の笑者となるために、一度じっくりと何のために「本来ならしなくてもいい受験」をするのか、考えてみて欲しいです。


塾選びについて
我が家の塾選びの基準は
・両親の仕事が比較的忙しく、次男の習い事などの送迎もある
・長男の特性が繊細で圧迫感のある雰囲気が苦手である
ことから、送迎の負担も少ない自転車でも通える地元の小さな塾を選択しました。
中学受験科の生徒数は5名ほど。高校受験の生徒がメインの塾でしたが、中学受験科では四谷大塚のテキストを使用し、四谷大塚の定例模試が受けられる事が大きなポイントでした。
3年間の通塾の中で、大手のSAPIX、早稲アカ、日能研に通う友人から聞く様子とは、かけ離れたのんびりした塾の様子や、情報量の少なさに焦りを感じる事ももちろんありました。

ただ、第一志望に合格をした今思えば
小さな塾の大きなメリットとして
・先生が心から親身になって子ども一人一人に合った関わりをしてくれた
(大手の塾先生の様に合格実績を獲得するためではなく、頑張っている子ども達を応援したいと心から想ってくれている様子が見てとれた)
・少人数のため勉強に関してはほぼ個別並の丁寧なアプローチを受ける事が出来た。
・テストの度に席やクラスが成績順に変わるストレスがなく、塾の仲間といい関係性の戦友となれた。
・保護者同士の関わりが皆無であった為、不安が煽られるような不必要な情報を耳にせずに済んだ。
これは、親の判断基準がブレずに済んだ大きな要因の一つだと思います。

我が家も成績が振るわず、途中で転塾の考えが出なかった訳ではありませんが
結果として、転塾しなかったのは
息子が塾が大好きであった事が大きかったです。
学校には行きたくないが、塾には行きたいというくらい 先生たちが息子を全力で受け止めてくれ
塾が息子にとっての居場所になっていた事で
安心して勉強に打ち込めたのだと思います。

自分の子どもに合った塾選び 頑張ってください。

次は、模試、偏差値についてお話したいと思います。


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