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②26歳 婚活に燃える

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26歳の春、お金にだらしない、仕事をしない(例の占いでボロカス言われた)彼を捨てた。
そろそろ本当に結婚したいと思ったから。
28歳までに結婚するには、ここで別れねば!と思った。


そこからは合コンと婚活アプリに励んだ。もう、励みに励んだ。

合コンは、もう全然結婚にはつながる気配気配はなかったし、
無条件にお金を出してもらえる年齢じゃなくなってる自覚はあったし、
お金出すよう言われたときは、自覚があっても「はぁ?」って思ったし、
お金出してもらえる場合はそこそこ接待のようになったし、
お金出してもらっちゃうと恩着せがましくなる輩だと判断した場合には、女子の団結力というか、もう目配せだけで「いや、私たちも払いますyo!」と、声をそろえることができるほどのスキルは身についた(無駄スキル)。

婚活アプリについては、思いっきり二極化した。
本当に結婚したいと思ってる男性(ただし非モテ臭ぷんぷん)と、
結婚ちらつかせときゃヤレると思ってる男性(完全なクソ野郎)。
あ、あとアムウェイね(もはや論外)。

結婚したい非モテさんは、ごはん食べに行っても全然面白くないし、
ヤリたいだけのクソ野郎は、話も面白いし、おいしいごはんにも連れていってくれたけど、自分の身は自分で守らないといけない場面も多々あった。
アムウェイに関しては、そういう流れになった時点で帰った。


26~27歳の間は、自分からアプローチしなくても男性側からいいねはたくさん来た。
そこそこ条件を絞りつつ、片っ端からマッチングしていった。
マッチングしてから、ほぼお決まりの流れでやり取りする無駄な時間と、初アポの時に、自分も相手を見定め、自分も見定められてる何とも言えない関係性。
クソ野郎とは、おいしいごはんだけおごってもらって、ブロックしたし、
非モテさんとは「初回だから緊張してたかな?」と思って、何度か頑張ってデートを重ねても全く面白みもなく、
ただただ過ぎていく月日に嫌気がさして辞めた。


結局、合コンや婚活アプリに明け暮れたものの成果は出ず、荒ぶったまま、結婚しているはずだった28歳を終えた。
これではいかんと、29歳の誕生日に荒ぶった自分を強く戒め、清く正しく美しく生きることを強く強く誓った。


30歳になって、一旦「結婚結婚結婚結婚…」をやめて、関係ない予定を詰め込み、毎週末出かけるようにした。
「案外、まったく意識してないときに出会うもんだよ」という、よく言われる迷信のような真理のようなものに縋ってみようと思った。

例えば、夕方から天満で飲む約束をした日は、昼過ぎに家を出て、目的地(夕方の天満)までの方向にある、行ってみたいお店や寺社を調べて、歩いて行ったり(5時間歩き通し)、
始発で大阪から滋賀県に行って、興味のあるワークショップを受けたりした。

平日はフルタイムで働き、土日は必ず予定を入れて出かけた。
丸2か月間、全く休みなしに動き回った結果、体調を崩したので、ようやく土日に予定を入れずに家にいることにした。
STAYHOMEの先駆けである(違う)。
丁寧に体をいたわり、丁寧に家事する…2週間ほど続け、また家にいることに飽きて、徹底的に外出し、疲れたらまたSTAYHOMEに戻る…を繰り返した。
我ながら極端である。


そんな時、知り合いのお姉さんが婚活事業をやっていて、カフェで開催している婚活パーティに来ないかと誘われた。
その婚活パーティは少し特殊で、簡易な心理診断をして、そのデータも参考にマッチングするシステムになっていた。
心理に興味があった私は、参加してみることにした。


マガジン【20代後半からの婚活事情】
次回、運命の出会い…!

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