隣の高校生

受験勉強する高校生を横目に仕事してた。僕がそのカフェに入ったのは朝の7時ぐらいで、同じタイミングで彼も座った。ボチボチ仕事始めてると、彼はカフェの音楽にのって、机をパンパンやってた。その様子も気にならないほどに、徐々に仕事に集中していってたら、気づけば彼はすごい眼差しで参考書を見つめてた。そんなに熱く見つめたら火でるぞ。昼頃に友達も合流して、聞いたこともないような方程式について議論してた。東大だの、京大だの、早稲田だの、自分らすげーな。18時を過ぎて、僕は帰路についているが、彼らはまだやってた。

彼らは解けなかった問題を、楽しみながら、その回答について議論してた。ゲームやってるみたいだな。毎日ものすごいスピードで成長してんだろうな。このさき、成長しない時期、スランプもあるんだろうけど、それにしても一歩一歩成長していくんだろう。

それに比べて、横で必死にパソコンと向かいあってる、僕はどうだ。もちろん、仕事は精一杯やって、それなりに働いてるけど、彼らほどに一瞬一瞬成長できていないことは間違いない、悔しいが。

仕事をこなしてるようじゃダメだな。新しい知識や技術や思考を掴みに行かなくては。わかいもんに負けてられない。

ありがとう、見ず知らずの高校生。

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