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CP+2022で感じたファンとの距離

カメラと写真映像のイベント「CP+」が2月22日~27日の日程で開催されています。今年も新型コロナの影響からオンラインでの開催となり盛り上がりがどうなるか心配していましたが、YouTubeの視聴回数を見る限り有名写真家のコンテンツでは5000回を超えており例年通りに興味を持ってもらえているみたいです。

イベント後には公式の来場者数分析が出てきますので総括するのに参考にできそうです。


写真家中心からファン中心に

各社の多くのコンテンツは、メーカーに親しい写真家が新しい機材を一般ユーザーよりも先に提供され、その撮影成果を発表する場がCP+という形になっています。

カメラやレンズの性能を作品という形で表現し、さらに言葉にして伝えるためには適した形式だと思いますが、一般ユーザーがそれに影響を受けて製品を購入し体験をするのはその後となりイベントとは切り離されているのが現状です。

厳しい表現をすると「巨大なコマーシャルを見せられている」という気分になってしまいます。もちろんコマーシャルも情報収集をしたいユーザーにとっては意味のあるものですが、ユーザー参加型のイベントという感じは少なくなっています。


写真が撮れるインフルエンサーから、写真を集められるインフルエンサーへ

カメラ・写真系のYouTuberは基本的に自分の機材や写真について発信する人ですが、もし一般のユーザーから投稿を受け付けそれを上手に発信してくれるYouTuberがいたらどうなるでしょうか。

撮影の「お題」を設定し、気分的にはその人に弟子入りするように写真を投稿するとYouTubeで褒めてくれたりアドバイスをくれたりする。そんなAMラジオのような視聴者参加型の雰囲気ができてくれば本当に面白いと思います。

そのインフルエンサーのファンの人は1年かけて投稿し、もしかしたらCP+で発表されるかもしれないとワクワクするサイクルが上手く回れば、自然に良い機材も売れていくのではないでしょうか。メーカーはそんなインフルエンサーをサポートすることで関わります。

新型コロナによってオンライン会議、オンライン授業とオンラインで双方向にコミュニケーションを取ることが世界同時に共通スキルとして子供から大人まで身に付けました。この機会を活かした新しいイベントへ変化を期待します。

さて来年のCP+はどんなイベントになるのでしょうか。

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