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2020年作ったもの振り返り

急に世界線が変わってしまう大変な年だったけれど、やりたいことをやり続けられた1年だった気がする。

去年の振り返りはこちら
https://note.com/koyoarai/n/na400182a305a


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個人アカウントでInstagram ARフィルター制作 (1月-3月)

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去年の9月ごろから作っていたインスタフィルターを今年もいくつか作った。自分の友達が自然に使ってくれているのを見ると嬉しい。
会社の人たちと運営しているアカウントのほうでもいくつか公開した。

■ Instagram ARフィルター ポートフォリオ
https://www.facebook.com/sparkarhub/portfolios/233624374835501

ハッカソンをきっかけにフィルター制作のご依頼を受ける (2,3月)

同世代のクリエイター達が運営しているwithAR主催の映像クリエイターハッカソンに参加。1日でARをつかった作品づくりをした。

このハッカソンをきっかけに、映像クリエイターのYPさんにお声がけいただき、「YP映像大学フィルター」を制作した。


その後も、(詳細は控えますが) チャンネル登録100万人越えのYouTuberさんのInstagramアカウントのフィルター制作など、いくつか制作のお手伝いをしました。

表現の探究 : カメラ映像を使ったARの試作 (3月-5月)

インスタフィルター(SparkAR)の制作は制約が大きくもっと幅広い表現を探究したくなり、去年からHuman Segmentationの機能が追加されたARKit3を触り始めた。

エンジニアからクリエイターになりたくてNEWVIEWに参加 (7月-11月)

7月から10月までNEWVIEW SCHOOL2020という、総合芸術としてのxRを学ぶオンラインのスクールに通っていた。「時間をかけてひとつ自分の代表といえるような作品をつくる」ことがしたいタイミングで、これは良い機会だと思い参加した。

4ヶ月間毎週Zoomで講座を受講。前半は講義を受け、後半はゼミに分かれて卒業制作を進めた。毎週課題が出され、出たお題を元にアイデアを考えプロトタイプの制作を行った。同じ時間とお題だけれども多様な受講生のアイデアを見るのはおもしろくて勉強になった。

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ゼミの講師は迷った結果、北千住デザインゼミを選択した。
卒業制作のテーマは、「ARを日常に溶け込ませ、不思議な映像が撮影できる体験を作る」というのは決まっていたが、コンセプトを詰めていくのには時間がかかった。

1ヶ月近くあーでもないこーでもないを繰り返した結果、歪み・ズレ・揺らぎの演出を入れたTrompEX (トロンペクス)という作品に仕上げた。
タイトル "TrompEX"は、Trompe l'oeil(だまし絵)の未知なる(x)拡張体験(ex)からつけた。ちゃんとした成果物に仕上げたかったので、作品映像作りは知り合いのカメラマンとモデルに依頼し、一緒に作った。

本当は、Olga Bell – ATA みたいな表現を入れたかったけど、残り期間でSTYLYプラットフォームで実現するには自分の技術では足りなかった。ノミネート作品に選ばれなかったのは悔しいけど、悔しいって感情になれたのは尊い経験だと思う。


ダンスとDJの映像配信にARエフェクト(11月)

クローズドなコミュニティで映像配信をするお誘いを受けて、制作を行った。年内の配信予定で11月に仕込んでいたが、延期になったため一旦実装はストップ。年明けやるかも。


ストレッチwithARハッカソン : 異業種コラボのやりがい を再認識(12月)

ストレッチwithARハッカソンに参加。ストレッチ系YouTuberオガトレさんとコラボし、人気シリーズ「太もも 痩せる 音ゲー」をARアプリ化、プロトタイプを開発した。
リスナーさんの声を反映しつつ、オガトレさんと塾生の方々にDiscord上で意見をもらいながら一緒に作っていくのはここでしかできない体験で、濃密な1週間だった。

技術選定しながら最善策を考えられたのもよかった。


おわりに

考えることは去年とわりと変わってないかもしれない。

つくること自体は時間をかけながら割と実現できるようになって、なにをどうつくるかとか、誰のためにつくるのか とかを考えていた。いろんなツールとリファレンスが充実しているおかげで、つくるハードルが下がってきていると思うので、エンジニアとしての価値をどこに見出すのか。と模索していたら1年が経っていた。
2019年つくったもの振り返り|koyo arai https://note.com/koyoarai/n/na400182a305a

今年はwithARの参加、NEWVIEWの受講など、コミュニティに参加した1年だった。来年は、誰かに認めてもらえたり、誰かの為になるものをつくることを目指していきたい。
そして来年も、四六時中手を動かし続けていたい。

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