![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23271041/rectangle_large_type_2_ea8e77ae9ab85598bb3f31828ab785c2.jpeg?width=800)
哲学〜人生シナリオ通り〜について
こんにちは!!
掃除、洗濯、模様替え、英語の勉強、筋トレ、ランニングとQOL爆上げの生活をしております、ストこまです!
今回の記事は私が尊敬してやまない人生の師、大学サッカー部親友のS君の人生哲学を紐解いていきたいと思います。
Chapter1. S君との出会いについて
私は沖縄の高校から大学進学で本州に出てきました。
途轍もない田舎かつお金も無かったので駅から徒歩20分アパートを借りました。その為移動手段が必要と考え、原付を購入することにしました。
バイク屋を調べ到着。バイク屋のおっちゃんとたわいもない話をしていました。
バ「こまつ君は何かスポーツするのかい?うちは体育会の学生に人気のバイク屋なんだよねえ。」
こ「サッカー部に入部するつもりです!プロ目指してるんで(キラン)。」
バ「そうかい。ついさっきも元気の良い爽やかなサッカー部入部希望の子が来ていたよ。名前はーえーと。。。。S君だったかな!!」
こ「へ〜そうなんですね!じゃあライバルだ!(入部にはセレクションが必須なため必ずしも仲間になるとは限らない)」
S君との出会いは大学入学前のサッカー部入部前練習会。
練習場へ到着したS君は血みどろでした。
「!?!?!?!?!?!?!!!!!?????」
練習場に全国各地から集まった練習生一同が凍り付いていました。
S君は爆笑しながら、「いや〜原付の運転難しいねー!良い経験したわ!みんな今日頑張っていこうな!!」
『!?!?!?!?!?!?!??????!!!!?』
ふぁ?
なにこいつ!!!!
それが私とS君との最初の出会いでした。
Chapter2. 〜人生シナリオ通りについて〜
S君は本当に素敵な漢です。
顔もさることながら、なんでも器用にこなし、「人の為を想う行動」がずば抜けていました。
とある学年MTG。主務を決める会議が行われました。
主務に立候補すると多忙を極める為Aチーム(Dチームまであります)で試合することは困難である為みんな中々手を上げないなか、S君は進んでて手をあげました。
僕は内心S君はすごいな、部活を犠牲にしてまで主務を引き受けてくれたんだとうしろめたさを感じながら尊敬の眼差しを当てていました。
しかし、そんな心配は杞憂でした
S君は超多忙を極める中3回生時にはAチームのスタメンまで勝ち取ったのでした。(部員総数150名)
そんなS君がことあるごと言っていた言葉、それは
”人生シナリオ通り”
でした。
最初聞いた時はなに言ってるんだこいつと。
食い気味に人生なんて自分自身の決断で変えてやるわ!と言い放つと
S君は「こまつがそういうことすらシナリオ通りなんだよ。」と。
ぐうの音も出ませんでした。
S君がこの言葉を座右の銘にしたのは過去に鬱病手前まで至った経験がありました。
S君は誰もが知っている名門高校サッカー部のレギュラーとして名を馳せていました。
高校から親元を離れ寮生活を送っていました。
そんな中、期待を一身に背負っていた高校で極度の貧血で(血が小学校2年生の女子並みにしかなかったと)ドクターストップに会い部活ができなくなってしまったそうな。
練習ができない歯がゆさの葛藤の中、図書館に連日ひきこもり、ひたすらに哲学書を読み漁り(読みすぎて本のタイトルは忘れてしまったと)S君なりに人生について考えていたそうです。
結果として辿り着いた答えは「人生はシナリオ通りに物事が進んでいる」という人生哲学であります。
概説
●人は生まれる前に自分の全うする人生の全てを見ていると。
みなさんも経験はありませんでしょうか。
「あ!この場面夢で見たことある!!」的なデジャビュ現象。
S君曰わくそれは生まれる前に見た記憶であると。
その為人生で起こる全ての出来事は決まっており、どんな困難が降りかかっても運命なんだと受け入れ、ポジティブに対処できる、という哲学です。
宗教チック(S君、私も無宗教です)ではあるが、気の持ちようとしては大変素晴らしい考え方であり私の人生の指標の一つでもあります。
Chapter.3 ストこまの見解
前章でも述べましたが、私もこの哲学に一理あります。
一方、残酷な側面も持ち合わせていて、不謹慎ではありますが
例えば、不慮の事故死、恋人の不倫等不幸な出来事についても全ては「人生シナリオ通り」の一言で片付いてしまいます。
ただ、それ以上に、自分の力では統制不能な不幸ごとすらもシナリオ通りと信じてポジティブに大きく構えることもできます。
人は生きていると何かにすがりたくなることが絶対にあります。
私も1億個ほどそのような経験をしてきました。
でもその際に、心の拠り所となるような自分なりの人生哲学を持っていると幾分か気持ちが楽になりますよね。
この”人生シナリオ通り”の信者になるかは個人の自由です。
皆さまも一度、自分の人生哲学について考察してみる機会を設けてはいかがでしょうか。
では、最後は私の好きな名言で締めくくりたいと思います。
”人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ”
"Life is a tragedy when seen in close-up,but a comedy in long-shot"
By チャールズ・チャップリン