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オジサマ世代は仕事への取り組み方を知っている

一般にオジサマ世代はITスキルが低いことが少なくありません。
ただ若い頃からIT機器に触れて育ってきてなかったり、年齢によって新しいことを習得することに苦労があったり、という背景があるので、ある程度仕方のないことだと思います。

それでも逞しいもので、人から見たら随分と複雑なExcelの使い方をしていたり、社内システムも独自ルールでマイノリティーな使い方をしていたり。

これって、見方によっては「ITに疎い」とか「システムもまともに使えない」とか、悪く言えてしまいます。
ただ、また別の見方によっては、「自分がやりやすいように仕事をカスタマイズするのが上手い」とも言えないでしょうか?


先日、以前転職サポートをした30歳の方と、転職から1年経っての近況を聞くためランチをご一緒しました。

社風や年収、働き方を含めて、転職して本当に良かったという声と共に、実はこんな悩みも最近あるとのこと。
「いまの営業は契約までで終わりです。契約後は社内別部門の担当になって一切関わらないので顧客と仲良くなる場面がないし、それが求められていないんですよね。前職の深耕営業で培った深く入り込む営業の経験が活かせていない気がして、もやもやします」

私からはこう返しました。
「社内ルール的にNGでなければ契約後でも顧客に連絡してみたらいいのでは?本来の業務ではないかもしれないですが、その細やかなフォローがもしかしたら継続受注に寄与するかもしれないですし。営業成績さえ出していれば、自分が納得のいくように取り組み方を変えてしまってもいいのでは?」


任された仕事に対して自分らしい取り組み方にアレンジするワザは、どちらかといえばオジサマ世代の方が若手世代よりも上手いような気がします。

もし生真面目に、型通りに仕事に向き合ってしまって消耗している若手世代がいたら、身近なオジサマ世代(あるいは親世代)の振る舞いが、意外なヒントになるかもしれません。

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