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悲しむ人がいた時にあなたに出来ることは?

~優しいあなたにしか出来ないこと~

 よく質問されることに「悲しんでいる人がいるのに、自分は何をしてよいか分からない。何かできることはないでしょうか」と聞かれます。

 このご質問を聞く度に、問われた方の崇高な人格、人間の素晴らしさに自然と手が合わされます。

 私がお答えするのは「そばにいてあげて下さい。さらにできるのであれば、お話しを聞いて頷(うなず)いてあげて頂きたい」とお伝えしています。
 昔を思い出して下さい。何か嫌なことがあって家に帰って来ると、お母さんが貴方の気持ちを察して、自然とギュッと抱きしめてくれませんでしたか。私はこれ以上に心温まることはないと思います。

 昔の高野山のお坊さまに「道範(どうはん)」という高徳な方がおられました。ある時にお弟子さんが「修行しても修行しても雑念が湧いて、どうしようもない、道範さま、どうしたら良いでしょうか」と真摯なご質問をされました。道範さまはこのご質問に対して「まことにしかるべく候(そうろう)(全くその通りなのだよ)」と書いて、手紙を始めています。

 苦しんでいる方に更に苦しめる様なことを言っても、その方は気持ちが楽になることはありません。逆に、ギュッと抱きしめてもらう。苦しみを認めていただけると、どれほどにその方は救われることでしょうか。
 優しい貴方の近くに涙を流されている方が居られましたら、是非、実践をしていただきたいとお願いいたします。皆さまの幸せを祈念しています。

では、仏さまはあなたのこの行動をどのように思われるのか、気になる方は↓にお進みください。
 https://x.gd/hSBH1

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