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100歳の産婆

 100歳というだけでもすごいのに、80年以上産婆を続けている。

こんなにすごいことはない。

「赤ちゃんをからエネルギーをもらってるから元気」とは良く言うが、お産に消費するエネルギーもまた大きい。

 しかも、おめでとうと喜びあえるばかりではない。

 助産師だって、心痛め付けられるようなこともある。

むしろ、そんなことの方が多いぐらい。

「良い時代だった」と語ってくれる先生の話しには、防空壕でのお産や食べ物が少なく分け合った話、武庫川でのお産の話もある。

決して裕福な時代ではなかった。

 お産に向かう地域によっては同じ助産師からも非難を浴びたと言う。

 「いのちに隔たりはない」、そう語る先生だからこそ100歳まで助産師を続けているのかもしれない。

 自分が100歳になったとき、まだわくわくして先生のように助産師が続けられたらこんなに嬉しいことはない。

そう想いながら、チャリティー講座に流す動画を作成した。

 画面の向こうにいる先生は、未来の私かもしれない。


助産師は何を残せるだろう。

生きて生きて、

生きる意味を

ただ、そこに存在するだけでしめせる100歳に私もなりたい。



チャリティー講座の詳細

https://peatix.com/event/1825025/view?k=862b48e01d1ccb21b15b43ec80288d6107a60e3b

 

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