違う畑の仕事ってやっぱりしんどい

私は元々アーティスト、パフォーマー

そして飲食業やホスピタリティービジネスも長い

そしてガイドやコーディネーター業も長い

もてなし業務、人を楽しませる業務が身についている。

パフォーマーであったことも関西人であった事も手伝って
とにかく人を楽しませる事が好きだ。

楽しませる事とそれ以上に人の心を動かす事、感動してもらう事が好きだ。
結局人が好きなんだ。

でも色々理由があって今は不動産仲介業をやっている。
不動産投資も興味あるし、ビジネスとして面白いと思う。

しかし、不動産仲介業はちょっと微妙だと感じる。
それなりに頑張っているし、上手くいくと悪い仕事ではないと思う。
殆ど家で仕事が出来るし、自分のスケジュールを100%自分で決める事が出来るのでとても有難い。。。。
クローズした時に入るコミッションもなかなか良い。

コロナになってからは特に、他の業種の仕事が0になったので不動産ライセンスを取っておいて良かったと思い、とても感謝している。

不動産業務といえ、私は私のやり方でビジネスをやっている。
つまり物件を売る・貸すというより、その人のニーズを理解して心から ”この人を助けてあげたい” と思い、それでとことん話し込んでその人の気にいるアパートをクローズするまで持って行く。

側から見るとアパートをちょこちょこと見せて結構良い値段のコミッションが稼げる美味しい仕事に映るらしい。
それは表面的な部分で本当の仕事は目に見えないところでかなりやっている。
それに24時間いつでも連絡が来る、終わりがない。
心が休まる時もない。

それでもちょっとした理由でディールをクローズできない事ばかりで
想像以上に大変だ。
アメリカの不動産仲介というのは給料は0なのでディールをクローズしないと一銭も入ってこない。
入ってこないだけなら良いが、広告費とはは全部自前だし、所属している会社に毎月支払いもあるし、年間でNYの不動産協会の様な所への会費の支払いもある。

決済に持っていけない状態で仕事してると給料0どころがお金が出て行くばかり。

それでも私はこの半年で12件のレンタルをクローズしたし、頑張ってる方だと思う。この12件には一つ一つ深いストーリーがあるし、一つ一つ大変だった、、がこの話はここでは置いといて。。。

しかし、お客さんも本当に”あり得ない” 人がいっぱいいて本当にストレス溜まる。

しかし今日ちょっと違うな、、と思ったのはお客さんではなく、業界の人間について。

賃貸をやっているとそこの管理会社の人やリーシングオフィスの人たちと上手くやって行くことがキーポイントとなる。
これらのオフィスで働いている人達、、人間的に嫌いとか言う訳ではないんだが、なんか違う畑の人種だと思わざるを得ない。

なんて言うか、、考え方がやたらと淡々としてるし業務も淡々をしている。
それにアメリカっぽく自分の非を認めない。

正直超面倒臭い人達。

私はこの人たちを飛ばしてはビジネス出来ないので、彼らと上手くやって行くために随分工夫を凝らしていろんな事をしている。

つまり彼らに嫌われたらビジネスが出来ないのだ。
それは仕事の一部だと思っているから大変なのは私は構わない。

ただ、何て言うかな、、仕事に対する意識が違うと言うか、とにかく人に対して ”人間レベル” で仕事が出来ない人たちなのだ。
彼らに取って大切なのは月給であって、数字であってお客さん目線ではない事は確かだ。

私は不動産であれ、レストランであれ、ツアー客であれ、常に人の心を大切にして仕事をしてきたので、どの業界であっても自分のやっている事は一緒だ。
お金も勿論欲しいけど、根本的には”お客さん” が納得のできるサービスをすると言うのが基本ではないかと思う。

でもそこの部分が根本的にずれている、目的が違う人たちを仕事をしていると
自分の魂がすり減らされている様な気になって凄く、疲れる。

不動産をホスピタルビジネスと思って対応している自分が異色なんだろうなと思う。不動産は数字を追いかけるものであって顧客の満足度とか彼らの人生プランとかまで関与する必要はないんだと思う。

でも私は結局そこまで深く関わってしまう。そう言うやり方しか出来ないし、人間レベルで信頼してくれてるからこそディールがクローズ出来てると信じてる。
でもこの業種の殆どの人達はどうも違うっぽい。
少なくとも最近会う人達は、、、

メッセージが届く音がする。”チーン” 
これが鳴るたびにストレスレベルが一気に上がる。

良くないなー

やっぱり畑の違う業界で仕事をするのはしんどいもんだ。




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