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2024年開幕!

 1月9日、北国の私は今日も冬休みである。大学の仲間の話を聞くと、今日から子どもたちが出校する地域が多くあるようで、楽しさと緊張の毎日が始まっているのだなぁと思わされる。

 冬休みは、12月23日から年末年始まで連休にし、大いに遊んだ。東京へ行き、旧友たちとくだらない話や真面目な話をたくさんした。思い出話もしたが、真面目な話の大部分は将来の話だった。結婚をいつするか、仕事のビジョン、投資の話。大学の時には夢として語っていた将来。話の内容は現実味を帯び始めていた。

 さて、年始は4日からフル出勤している。23日から仕事を投げて休みをとっていたので、4日から仕事モード。静かな職員室で眠い目をこすりながら残っている仕事をした。何にも追われず、自分のペースで仕事を進める時間はとても心地よく、ぼんやりと新年に思いを馳せた。ぼんやりとしたまま新学期を迎える予感しかなかったので、年末にあらかじめセミナーを申し込んでおいた。こちらの振り返りと感想、目標などを記して3学期を迎える私へのプレゼントとしたいと思う。

【年末に申し込んでいたセミナー】
・かつ先生、かむ先生のスマイルアップセミナー
・古舘良純先生の学級作りを見直す会

1月5日 スマイルアップセミナー

スタプロでお世話になった、お二方のセミナー。3学期のやり方とあり方がみっちりと詰め込まれた90分。

『3学期を定義する』

これが3学期の学級経営の全てなのだと思った。

「特別なことはしなくていいと思うんだよね。」

かつ先生の語りの中にあったこの言葉が、その定義を作るためのヒントをくれた。

『人が変わるのには100日必要』

48日間しかない3学期をどう定義するか考えさせられる情報だった。

3年生⬜︎学期

やはりこれに落ち着いた(2年生担任)。批判されることもあるこの定義。叱るためには使わない。

4月から繰り返し語ってきた

『かしこくちょうせん
 なかよくことば』

これを少しでも身につけさせるための意識。
言葉がけ

「その挑戦は3年生になるにふさわしいね」
「その言葉づかいなら3年生でも友達がたくさんできそうだね」

3年生を意識したほめによって1ランクでも0.5ランクでもアップさせれたら嬉しい。


軌道に乗せるまでが大変だろうなという感覚がある。

寒さの厳しい季節、学校に来るだけでやっとな子どもは夏よりも増えるのではないだろうか。

「MAX楽しいレクをやろう」

うちの頼れる学年主任は

「黄金の3日間はMAX楽しいレクと
 MAX静かな時間を用意する。」

と語っていた。楽しい学校は「きりかえ」と「思いやり」によってできると思っている私にとって、その言葉は腑に落ち、心に残っている。

来年度が近い今こそ、「MAX楽しいレク」に挑戦する時なのではないか。

かむ先生の実践の乱れ打ちがそれを後押ししてくれた。

・12支の由来
・正月スゴロク
・目標発表会

は絶対にやる。

かむ先生は、

常に冗談を言ってみんなを笑わせる太陽のような人だ。その要素は私に全くない。とっても魅力的に感じる先生の1人。

2024年、少しでも太陽に近づこうと思える機会だった。

また、2人の話に共通していた。

『いい別れが、いい出会いを生み出す。』

『別れ』に力を入れる理由はこの言葉だけで十分だった。スライドショーも大変だけど作ろうと思う。


1月6日 学級作りを見直す会

古舘先生のVoicyは出勤する時のBGM。
・声が落ち着く。
・ズバッという話に共感できる。感情が動く。
・終わった後にこれやってみよう!と思える。
・毎日話しているはずなのに、原稿があるかのような感覚、微妙な間でさえも計算されているかのような感覚にさせられる。

とにかく、毎朝聞くととっても前向きになれるBGMなのだ。

3学期、終わるイメージはついていた、
ただ、よりよく終わりたい。

『よりよく』

とは。

習慣化という話が出てきた。

行動習慣 30日
運動習慣 60日
思考習慣 180日

それぞれの習慣が身につくのにこれくらいの時間がかかるそうだ。

かつ先生の話を聞いていた私はここですごく感動した。人が変わるのは100日くらいということの根拠はここからきているのだと分かったからだ。

そして、古舘先生の話はここから少し別の方向に行く。

「2月くらいに急に成長したなって思う子いません?」

初任の私には分からなかったが、参加者の中には『いる』という人たちがいた。

『2月に急に成長したなって思う子』

が出てくることがとっても楽しみになった。
そして、これが発生する条件は2学期までにやってきたことを確認し続けることだった。

そう、思考習慣が身につく2月まで。

こうなると、『よりよく』の全貌が見えてくる。かつ先生の『特別なことはしなくていい』とつながるつながる。


「このクラスの担任は自分にしかあり得ない」

この言葉の周辺で古舘先生の語気が強くなった。

子どもたちに刺さる授業として、
①自分がやっても他人がやっても刺さる授業(強い教材)
②自分がやるからこそ刺さる授業(これまでの関係性とリンクする教材)
の2つがある、と教えてくださった。

このことはすごく分かりやすい整理だった。ぜひ両方にチャレンジしたい。特に、後者は4月から、しばらくやるチャンスがなくなるので絶対にやる。

レス・ギブリンさんの格言

「自分が知らないものに対処している時、私たちは自信を持つことができない」

この言葉を受け、2つの解釈をした。

①クラスの子どもたちを1番知っているのは自分なのだから、自分が1番自信を持って子どもたちに対処できるはずだ。(そのくらい、子どもを見ていますか?)というメッセージ。

②初任者は知らないことが多いのだから、判断材料を増やさなければならない(スタプロでのお話!)。分からないことは聞く、本を読む、セミナーに行くなどして、教師としての自信をつけていかなければならないというメッセージ。

格言というのは色々なものと繋がるから格言であって、それが本当に楽しい。

 古舘先生のセミナーに出て、まずは話し方や話す内容をアウトプットを通して磨いていきたいと感じた。
 次に、深い原因思考で物事を見つめるということもやっていかなければならないと感じさせられた。『なぜ?なぜ?なぜ?と突き詰めていくと3学期にやることは見えてくる』とおっしゃっていた。古舘先生の共感できるズバッと話、の裏には深い原因思考があったのだなと思う。



 2つのセミナーを通して、3学期は大体見えたような気がする。見えたような気がするというと、もっと突き詰めなきゃなと怒られそうだ。ただ、このマインドや実践が忙しい日々の中でパッと花を咲かせてくれるだろうという感覚を覚えた。幸い後1週間ほど時間があるので、ゆっくりと教材研究や教室環境の整備等をしながら新学期の方針を固めていく。



 久しぶりのnote更新。情報の繋がりをたくさん感じることができた。自分の言葉でアウトプットしていくことに絶大な効果を感じる。

※最初の画像は年末に東京で食べたラーメン二郎です(池袋東口店)。今年は痩せます。

 本当に拙い文でしたね。ここまで読んでくれた方、励みになります。コメントやグッドボタンお願いします。というYouTuberの気持ちがよく分かりました。

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