努力は夢中に勝てない
「一生懸命頑張ろう」
選手にこの言葉をかける時違和感を感じる時がある。
「好きで楽しくやっているのに頑張るって変じゃないか?」
そんな疑問が自分の中に生じる。
スポーツはもともと「遊び」。
遊びをする時に頑張ろうと思うだろうか?
鬼ごっこやドッチボールをしている子供達は頑張っているだろうか?
ゲームをしている時頑張ってゲームをクリアしようとしているだろうか?
おそらく頑張るという意識を持って鬼ごっこやゲームをしている子供達は少ない。
少なくとも自分は子供の頃頑張って鬼ごっこやゲームをしたという記憶はない。
時間も忘れるくらい夢中になって遊んでいただけ。
そして夢中になっている中で誰に教えられるわけでもなく鬼に捕まらない方法やゲームを攻略できる方法を見つけ出している。
同じ遊びならばスポーツも同じではないだろうか。
「好きこそ物の上手なれ」
そんな言葉もある。
夢中なってスポーツをしている内にコツを見つけて上手になって行くと思う。
そして指導者の役割は選手達が夢中になれる環境を作る事ではないだろうか。
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