交通サービスが定額で乗り放題！！（MaaSの時代到来）

皆さん普段の移動手段を思い出してみてください。たとえば、電車やタクシー、クルマそれにバスなどだと思います。これらが今の電車やバスの定期券のように定額で好きなだけ乗れたら嬉しくないですか？それを実現するのが今回紹介するMaaSです。これからMaaSの時代が来ます。乗り遅れてもいいんですか？

MaaSとは

そもそも多くの方がMaaSについてよく知らないと思います。でも今回は安心してください今知らなくてもまだ間に合いますから！

MaaSとは（Mobility as a Service）の略でざっくり説明すると電車もクルマもバスもタクシーもレンタサイクルも定額で乗り放題になるサービスです。さらに、その契約や決済を全てスマホアプリ1つで完結するというものです。今現在、有名企業が続々と参入しており、皆さんが知っているようなトヨタやソフトバンク、JRの一部や三井不動産などなどのたくさんの企業が参入しています。このMaaSにより交通の革新が起きます。皆さんが一番実感することは自家用車がいらなくなるという点ではないでしょうか？察しが良い方は気づいたかもしれませんがタクシーなども乗り放題なのでクルマを持っているメリットが減っていくため自家用車を所有する人は減っていくでしょう。

前提として知っとくべき

まずなぜこのMaaSができたのかについて話していきます。決して涙ぐましい家族の秘話とかではないのでハンカチは用意しなくて大丈夫ですよｗ

皆さん当たり前すぎて考えたことが無いかもしれませんが冷静に考えてみてください、僕らが普段使う交通サービスって分断され過ぎているとは思いませんか？たとえば、同じ電車でもJRに乗った後に東京メトロに乗り換えてそして私鉄に乗るみたいなことありませんか？細切れもいいところですよね。Suicaなどを使っているとあまり気にしなくなってしまっているかもですけど、切符を買うときを考えてみてください。面倒にもほどがありますよね、それに加えICカードだってSuicaだったりPASMOだったりICOCAやそれ以外にもマナカ、Kitaca、SUGOCA、PiTaPa、TOICA、はやかけん、nimocaなどなどこの日本にはもうたくさんのICカードがあります。

皆さんいくつ知っていますか？僕は東京が生活圏なのでSuicaとPASMOは普通に知っていますし父親が大阪出身でよく大阪には行くのでICOCAも知っていましたが、逆にこの3つしか知りません。正直こんなにICカードっていりますか？それに駅についても今度はバスに乗るとしたらまた違う決済が必要になります。実は冷静に考えると今の交通サービスには不便が多いです！もう全部一緒にしてほしくないですか？

そう！この悩みを解消するのがMaaSです。

MaaSの５段階

僕の５Gの記事を読んでくださった方はわかると思いますが、自動運転にレベルごとのフェーズがありましたよね？（まだ見てないという方はぜひ見てください。）そのようにMaaSにもレベル０～４の5段階のフェーズがあります。

まずレベル０は交通サービスがそれぞれ独立していて不便な状況のことを示します。そしてレベル１、これはGoogleマップのような地図アプリなどの情報も統合するものです。次のレベル２、ここからがMaaSの真骨頂っであり、全部1つのアプリでタクシーなどの予約や決済ができるようになるというものです。レベル３、ここまでくると移動手段が統合し月額課金でいろいろな交通サービスを利用できるようになります。最後にレベル４、これまでは民間企業だけが参加していたものだけど最終的には国や自治体も政策としてこのMaaSを利用するという最終段階です。ちなみに今日本はというとレベル１です。今はGoogleマップによる情報の統合という部分を頑張っています。今現在このMaaSを最終段階までもっていこうとしているのはもちろん日本だけではありません。世界各国がやろうとしています。このMaaSはもう世界的な流れなのです。

企業はなぜ参入したがる？

このMaaS実はもう日本上陸が決定しています。今MaaSで検索していただくと本当にたくさんの企業が参入しているということがわかります。交通関係の会社はもちろん、観光業や自治体までもが参入しています。この章の結論を言ってしまうとMaaSが新しいビジネスチャンスだからです。たとえば今SoftBankとトヨタでMONETという新しい会社を立ち上げ移動に革新を起こそうとしています。これはいろいろな会社の社用車をみんなでシェアしようというものを作ろうとしていたりしています。他にも日の丸交通とZMPだったりWhimと三井不動産だったりと今現在これら以外にも会社同士で組み新たな移動のイノベーションを起こそうとしています。

ここで多くの方がこう疑問に思うはずです。「JRとかって昔からあるのになんでこのタイミングで一緒にしようとするの？」これには様々な理由があります。１つは皆さんお持ちのスマホの普及です。もう老若男女が使っていますよね。僕のおばあちゃんも80手前ですが最近めちゃくちゃLINE送ってきますもんｗ。それ以外にもトラックやタクシー、バスなどのドライバー不足やそれと密接な関係の自動運転の実用化です。もう完全自動運転はSFの話ではなく普通に来ます、というか来てます。それらに加え、今世界的にこの波が来ているので日本としても乗っておきたいという所もあるでしょう。

社会はどう変わる？！

今の時代多くの方がクルマを買っていますよね、僕の家にも2台あります。しかし、このMaaSの影響で10年後くらいにはあれ？なんでクルマなんて買ってたんだろうってなりますよ。このようにMaaSの登場によってクルマを購入する時代は終焉を迎えるでしょう。皆さんだって電気を使いたいからと言って発電所を買いませんよね？これと一緒でクルマも本体はレンタルであとは毎月払っていくというものになるでしょう。

それに加え自動運転車をアプリ１つで呼べるようになり駐車場さえも近くにいらなくなります。そして、他の交通機関も使えるようになり、もしその月額が数万円だったらどうします。めちゃめちゃいいですよね。自家用車なんて高すぎだし無駄って思う時代がもうそこまで迫ってきていますよ。

そして、MaaSが来るということは自動運転が実装されてないといけません。ですが逆にそれが実装されてしいMaaSが本格的にスタートするとドライバーや個人向けに車を売っていたディーラーといった職業はほぼ100％消滅するでしょう。

さらには日本車自体が厳しくなっていくでしょう。なぜなら、５Gの時にも少し話しましたが自動運転で今注目を集めているのがテスラなどで日産も頑張っているとは思いますが、やはりテスラにはかなわなそうです。そうなってくると自動運転で使われるようになるのはやはりテスラなどがメインになってしまい結果的にやはり日本車はそうとう厳しくなっていくと思います。

最後にここまでかなり暗めの話になってしまったのでせめてもの慈悲として言わせても頂くとこのMaaSとはいっても他の企業の参入や自動運転の完全化が終わらないとできないものなので実装までにはまだ10年くらいはかかるでしょう。なので今からでも備えるのにはかなりの時間があります。今回の内容はかなり先のトレンドを話しているのでまだ間に合います。将来困らないように今のうちから行動しておきましょう。

今回は以上です。読んでいただきありがとうございます。良ければ最後にいいねとインスタのフォローをしてもらえると僕のモチベが上がるのでぜひお願いします。　じゃあ、またね