世界はどこまでも広く狭く深く浅く知らないことで溢れている
そうだ、ハプニングバーに行こう。
なんでそんなこと思ったか、それをまずお話ししようと思う。
人として深みのある人間になりたかった
それだけだ。
それは“経験人数”などの話ではなく、夜毎所謂バーへ集う多くの人間を知って人生の経験値を増やしたい、人生に厚みを持たせたい、見聞を広げたいと狭い井の中で生きてきた幼少期から強くなんとなく思っていたことにより生まれた感情だった。
それはおそらく堅物の両親によって大事に大事に籠の中に入れて育てられたからだろう。
(その話はまた機会があれば)
その反動で私はとてつもない探究心と好奇心を抱え欲望の街へと埋もれていった。
嗚呼、世界はどこまでも広く狭く深く浅く知らないことで溢れている。
別に「どんなプレイをしたい」だの「した」だののんべんだらりと語るために書き始めたのではない。
実際私はハプバーデビューしていなかったらありえないような人々に出会い、たくさんのことを学び、笑い、泣いた。
そして幾度となく救われた。見聞を広げた。世を渡る上で必要かと言われればわからないものから何から何まで。
バーの中だけでの知り合いだが(連絡先の交換や外で会うことはご法度である)、不思議な知り合いが増えただけで、それだけで人生が180°変わり間違いなく楽しくなった。
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