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CMフィラーを聴くと色んな感情が混ぜこぜになって死にたくなる

ラジオ番組の途中でちょっと間に流れるBGMだかなんだかよくわからないパート、CMフィラーってご存知ですか。

要は埋め合わせの音楽なんですが、大体番組終了間際みたいな部分で流されることが多いように思います。そういう印象もあり、学生の時に深夜のラジオ番組を聴いてると、CMフィラーが寝るタイミング、寝ないといけないボーダーみたいな感覚になってたんですよね。ちょっとした時報的な感じです。

僕は『ナインティナインのオールナイトニッポン(以下99ANN)』をよく聴いてたので、番組終わりに流れるCMフィラーの思い入れが特に強いんです。先日、youtubeにアップされてあるのを見つけてたま〜に聴いてるんですが、馴染みのあるメロディが耳に流れ込んできた時の感情の具合が半端ないんですよ。

99ANNは終了が午前3時。誰にとっても深すぎる時間なので『寝ないとヤバい』という焦燥感、『ラジオ以外、誰も音を発しない自分だけの時間』という優越感、なんとなく足元が覚束ない不安感、深夜テンションの妙な高揚感が思い出されるし、さらにあの頃には戻ることが出来ない寂しさ、学生時代の郷愁やその他諸々が加味され、意味のわからない、得も言われぬ感情が胸を支配していくんです。死にたくなるというか、どうしようもない年齢まで来てしまったことを実感するというか。

ANNといえばタイトルコール(いわゆる"ドナリ")から流れる『ビタースウィート・サンバ』、99ANNといえばHOBBLEDEESの『月夜の星空』ですが、僕にとっては何故か曲名も知らないCMフィラー。他にも2曲ほどずっと探しているフィラーがあるんですが、そっちは見つけられる手立てが全くなくて…そっちもどうにかしたいですね。


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