青春時代をdigって中学生の俺に理解できなかったバンドを今の自分で再評価する

中学〜大学生の頃はいろいろ聴き漁ってたんですが、おじさんジャンルに入れられる年齢になると音楽に対するアンテナはボキボキに折れ、音楽が好きなことに対して情熱の残り火が燻ってる感じになってるんですよ。
なので常にテンションが変わらず音楽に対して情熱を傾ける事ができるのはある種の才能なんじゃないかって感じ。

自分の青春時代をdigる企画

最近はもっぱらVaporwave、synthwaveやchill hop、JazzyHIPHOPみたいな「聴き流す」のがメインでカロリーが高い歌モノは聴いてなかったんですけど、唐突に「新しいモノが受け入れられないなら自分の青春時代を再評価していくのはどうだ!」というセルフ企画みたいなのやりまして。
だって自分が知ってる昔の曲ばかり聴いてもしょうがないじゃないですか。よくやりがちですけど…

再評価って語弊がありそうなんですが、青春時代から20年以上経って耳の経験値もそれなりになった今、当時は理解できなかった楽曲も自分の中でイケるのでは!?みたいな趣旨って感じで。

ザ・ブリーダーズ

これ。今更ながらハマりまくった。「Cannonball」でMTV-MA獲った時はリアタイでしたけど全く理解できなかった。やたらピーキーなバンドだなぐらいの印象で。改めて聴くとメッチャクチャカッコいいんですよね。中学生の僕には理解できなかった良さというか、当時アホみたいにNIRVANAに傾倒してて、ジーンズをビリビリに割いて裏からパッチ当てたりしてたんですけど、そんなのを笑い飛ばせる年齢になってようやくオルタナに辿り着いたみたいな感あります。ここからスタートラインだ!みたいな。

スリーター・キニー

パンクやメロコアに傾倒してた時に颯爽とデビューして颯爽と活動停止した女性3人組のスリーピースバンド。今は再始動してるみたいです。

ベースレス!オリンピア出身!SUBPOP!渋い!役満!って感じなんですが、活動停止前の「Jumper」をたまたまyoutubeでチェックして「ウギャー!くそカッコイイ!!」ってのがもう第一印象。ブリーダーズ、ピクシーズとかハスカー・ドゥ、シュガーやボブ・モールドを検索しまくってたので、そこから引っ張られておすすめしてきたのかな?youtubeが有能すぎる。

年代は違えど、ザ・ブリーダーズにしろスリーター・キニーにしろ、USインディの血というか、このサウンドや雰囲気はそこの土地でしか出せないんじゃないかっていうぐらいの…土着の…埃っぽいというか、全然きれいじゃないんですよ。音が。それが超いい。だからいい。デジタルじゃなくてアナログで聴くべきでは!?みたいな。

自分の中で好きなものをアップデートするって年齢的に難しくなっていくんですが、マイナーチェンジやバージョンアップは出来るんですね。再評価するってのも全然ありな楽しみ方なんだなって。

しかしスリーター・キニー…めちゃめちゃいいな。

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