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令和4年の読書の記録 星新一『ブランコのむこうで』

ある日「ぼく」が自分そっくりの少年を追いかけていたら夢の国へ入り込んでしまって・・・。

最初に入り込んだパパの夢の国では「ぼく」のおじいさんに夢の国のことを教えてもらい、わかったようなわからんようなと思っていたら今度は別の人の夢の国へ行き、また別の人の夢の国へ行きを繰り返ししていくのがなんか『不思議の国のアリス』みたいやと思ったちょうどその後に「ぼく」自身が「まるで不思議の国のアリスみたいだ」というようなことを言ったものですから、ワタシ、嬉しくなっちゃったよ。

現実世界で上司にいじめられてる会社員が夢の国で絶対王政の皇帝になってたり、笑顔を取り戻したことであの世行きのバスに乗り損ねた女の人がいたり。道の途中で彫刻を作り続けてるおじいちゃんがやがて達観する様子は人生を暗示しているようでもありました。

子供向けに書かれた作品のようでありますが42歳のハートに実に響きました。じーーーーん。

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