読書の記録 池波正太郎『剣客商売〜新妻〜』
池波正太郎の人気時代小説『剣客商売』シリーズ第6弾。秋山小兵衛の息子・大治郎と佐々木三冬は、互いに互いを好いているのに、互いの思いに気づかず、読者はもどかしい思いを募らせ続けましたが、この巻でついに結婚します!ネタバレごめんなさい!大治郎と三冬の夜の描写なんて、そんじょそこらの官能小説より興奮しますからね。小兵衛爺さんが三冬に対して、なんかの事件の折に「三冬さんにも、ひと肌脱いでもらいたい」と頼んだ際に顔を赤らめる三冬さんが最高なんですわ。本編と関係ないですが、巻末の常盤新平さんの解説が平成二年八月に書かれたもので、この頃、池波正太郎さんがお亡くなりになられたらしく、常盤さんの解説が泣けます。これも必読ですな。
#令和4年読書の記録
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