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葛城は鴨の道

私と私の家は、いつも何故か不思議に加茂の大御神の導きを頂いている。

伊与久の総社、雷電様は葛城の火雷命で、開祖弾正公が黄金の神像を見出した故事から始まる。

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その縁からか、我が家の紋は右分かれの立葵。所謂本多葵だ。

来年で二十周年になる妻との挙式も、山城国一宮である上賀茂神社にて行った。

以来、おカラスさんが「ここ」と言うときは一声「カァ」と背中を押してくださる🐦‍⬛✨
まことに有り難いことだ…………🙏

修験の開祖・役の君小角様もこのうからより出る。鬼の家系と言っても過言ではないだろう。

今日は白山は九九理姫重陽のの縁日。
一年の実りを寿ぎ、菊より滴る変若水を盃に、清かなる満月を愛でる。
西日にさざめく金剛の山並みは、曼珠沙華の紅殻色と稲穂の黄金色で目も眩むようだった。

はからずも菊水の、高鴨の宮にご挨拶をし、畏友の三好どのよりご紹介賜った、葛城加茂中社である御歳神社の東川(うのかわ)宮司様を訪う。

まず驚いたのは、お宮の麓の集落の名前。
「五百家」と書いて(イフカ)という難読地名。
私の家の表記も、時代によっては「五十久」とか「五百久」と書いて(イヨク・イヲク)と読ませ、地主神として飯福(イイブク)明神を祀る。なんだか似ているような、そうでもないような………

御霊振り、十種神寶について、詳しいお話と示唆を承る。
私が忍道、修験、橘家と、夫々学んできた魂振りや十種の伝と、こちらの社にて行わるそれらの関係性や、更に古い形態への推測など、宮司様の流石のご慧眼により、大きなヒントを得ることが出来た。

なかなか低迷している運気の最中、ふと促されるように頂いた御神籤。
不思議と神楽殿に吊るされた沢山の鈴の一つだけが、風もないのにチリン、と鳴った。

間を開けずに「カァ🐦‍⬛」と一声。

加茂の神に額づいて、開くみくじに悔いは無し………案の定、頂いた籤は今の私の背中を、優しくそっと押し出してくれる内容だった。

葛城の 加茂の御神の 御歳魂
    黄金の秋の 稔りなりけり

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