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【ゲームソフト紹介】『メタルギアソリッド2 サンズオブリバティ』(PS2)

ステルスアクションゲーム『メタルギアソリッド2』の紹介です。2001年にPS2で発売。
敵を眠らせることができる「麻酔銃」が登場。さらに主観攻撃やホールドアップ、エルード(ぶら下がり)などアクションも多彩に。

ストーリーは「タンカー編」と「プラント編」の2本立て。
「タンカー編」は前作の「シャドーモセス事件」から2年後の世界。世界中に新型核兵器「メタルギア」が拡散してしまったため、スネークはその破壊に追われていました。
「新型メタルギアを製造している」という情報を入手したスネークは単身ハドソン川のタンカーに乗り込み、メタルギアの開発情報を持ち帰るべく奮闘します。

「プラント編」はタンカー編から2年後の世界。タンカー沈没により原油が流出し、その汚染を防ぐ目的で海上に巨大施設「ビッグシェル」が建設されました。
しかし謎の武装集団「サンズ・オブ・リバティ」に占拠され、視察に来ていたアメリカ大統領を人質に取られます。要求は現金300億ドル。聞き入れられない場合はビッグシェルを爆破すると通告されます。
政府は特殊部隊の「ジャック(コードネーム:雷電)」を投入し、事態の収束を図ります。
序盤はテロリストとの戦いが描かれますが、後半メタルギアの存在が判明すると様子が変わります。主人公も現実感覚がなくなっていき、動揺するようになります。
最終局面では驚きの真実が語られますが、情報が錯綜しているため、1周目は当のプレイヤーもわけがわからず困惑することでしょう。これについてはナンバリングタイトルをすべて遊んだ上で(とくに「4」が重要)再び本作をプレイすることで謎が解けます。ストーリーが単体で完結しておらず、他作品のプレイが必須なのは難点ですね。
最後に長い説教を聞かされるのですが、これはインターネット社会の問題点をいち早く指摘したものとして評価されています。当時はまだSNSもなかった時代なので、かなり先見の明があったのだなと感心します。

ゲーム部分も大幅に進化。敵兵がより厄介な行動を取るようになりました。定時連絡を行う敵兵を処理すると、確認のために別の兵士がやってきます。異常を発見すると警戒を強化されます。
ゲーム中盤まで行うことになる爆弾解体ミッションもなかなか曲者です。難易度が上がる度に爆弾の数が増え、かつその配置場所もわかりづらくなります。
ボス戦も様々な戦い方を求められます。
爆弾を解体しながら戦わなければならない「ファットマン」。タイムリミットが来るとゲームオーバーです。
戦闘機に対し、対空ミサイルのスティンガーを装備し人力で挑む「ハリアー戦」。小型銃やクラスター爆弾で空中から攻撃してくるのをかわさないといけません。
最高難度のEXTREMEでのボスは異常に強く、攻撃をかわすので精一杯。なかなか反撃に転じることができません。そのぶんクリアしたときの喜びは大きいです。

また、ネタ無線も豊富です。武器や装備品を持った状態で無線連絡すると説明を聞けるのですが、スネークによるダンボール箱の説明など面白い会話が聞けます。
ステージ上のオブジェも破壊できるものが多く、丁寧に作り込まれています。

「敵をやり過ごしながら進む」というアクションゲームの新たな遊び方を開拓した「メタルギア」シリーズ。操作性にクセがあったり、ストーリーが難解だったりと人を選ぶ側面はあります。ムービーが長いのも人によっては受け入れ難いかもしれません。
しかし、まるで子どもの頃のように「かくれんぼ」をしながら遊べるゲームであり、敵に見つからないかハラハラドキドキしながら楽しめます。
ステージの攻略もいくつか方法・ルートがあり、各プレイヤーで独自のやり方を編み出す楽しみもあります。
多彩なアクションができるゲームなので興味を持った方はプレイしてみてください。


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