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司法試験成績のご報告と敗戦の弁
司法試験の結果が届きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1700564893256-Y7IX6JRqqq.jpg?width=800)
これを見て思ったのが。
自分の中での目標はほぼ達成できた。
達成できてるのに落ちてる!!!
でした。
なぜ僕が受かったと思うという確信をしていたかというと、それは自分の中で設定した目標をほぼ達成したからだったからです。
僕の中で目標としていたこと
①途中答案を作らない。
実質的な途中答案はあるとしても、とにかく構成したことを最後まで書く。
常に残り時間を意識しながら、設問3の結論まで書ききる。これは本当に意識したし、できた。
後日の記事で書こうと思うが、実はこれが落とし穴だったかもしれない。
②変な問題を見てパニックにならない。
今年も出ましたよね、変な問題。
憲法の生存権とか、行政法の原告適格とか、民訴の違法収集証拠とか、刑訴の領置とか。
今までの模試や試験での僕の傾向として、変な聞かれ方に惑わされてパニックになって、ほかのところに波及してしまうことがあって。
それを絶対にしない、ということ。
今まで何度もパニックになってその科目が悪いということを経験してきた。
そんな僕が最終日まで、動揺せずに書ききった。
だから僕は自分の力を全部出せた、と(今でも)思っている。
③降ってわいたこと書かない
試験中変なこと思いついて今までの構成をぶん投げてそっち書いちゃうこともよくやっていた。たいていその構成は間違っている。
たしかに僕は民法で損害軽減措置(平成21年1月19日)という変な論点に飛びついているが、これは降ってわいたことではなく、最初からそう思っていたことである。つまり構成からしてミスった。
問題文を見たとき、「下線部イの損害の全部について賠償を請求することができるかどうかを検討しなさい。」という部分に着目した。
僕流の三段論法は、問題文から問題提起をする。こうすることで結論がずれるのを防げるからだ。
そうなると、僕の問題提起と結論は以下の通りになる。
問題提起:Eは、Fに対して下線部イの損害賠償全部を請求することはできるか。
結論:EはFに対して、下線部イの損害賠償全部を請求することはできない。
理由付け・・損害賠償軽減措置をとっていないから。(Eは本件コイを供託できただろう)
実はこれはローの期末試験での聞かれ方でもあった。『損害賠償全部を請求することはできるか。』
その正解筋が、損害賠償回避措置を講じていないことから、全部はできない、だったのである。
ほかの人の考え方で、通常損害とかを分けて検討すると聞いて、それで思ったのは、「だったら問題文でいくら請求することができるか」になるのではないか?と。ずっと思っていた。間違っていたのは僕だったのだ。
このとおり、僕は全然優秀ではない。
こんな僕が、Aをずらずらとれるようなことはできないだろうと。
でも1700個も椅子があるなら、せめて1500個目くらいは狙おう、そう思ってやっていた。
そのためにも、46点をとれるくらいの、弾みはしなくても沈みもしない答案を書くこと。
前述のとおり筋を外した民法・選択科目を除けば、
概ね目標通りだったことがうかがえないだろうか(だからこそ沈んでしまった選択科目と民法の失敗は痛かった)
また、どの程度の答案がそうなるのかというのも、一時期かなり見て回った(特にお世話になったのは、ついたて先生、サッカー先生、y.t先生が挙げられる)。
僕は自分なりにできることを精一杯やって、それができたけど不合格だったのである。
目標の設定ポイントが最初から不合格の中にあったのである。
(ともしびさん曰く、「目標水準設定が最初から低すぎ」と。)
偏差値40の高校中退だし学部GPA2.01だからどうせ俺なんか頑張っても司法試験上位で受かるわけなんかないせいぜい1500位あたりに滑り込もうって姿勢でやったら1900位でした
— 二本松の民・kiyo太 (@JDkiyota) November 29, 2023
以上
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