【SFC志望者必見!】高専生で絶対SFCに受かる自信があった僕が不合格だった理由

こんにちは。弘大です。

今回は、僕の初めての記事として、僕が高専3年次に受けた慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)のAO入試の体験談を書いていこうと思います。

高専を中退して慶應義塾大学に入学された方としてはHaruki氏やYuka@爆速で成長するインターン生さんなどがおられますが、ここでひとつ、不合格だった人間の体験談も見ていただき、参考にしていただければ幸いです。

このnoteの流れは以下のようになっています。

■高専に入ろうと思った理由
■SFCに入ろうと思った理由
■落ちた理由を自己分析した結果
■まとめ

■高専に入ろうと思った理由

まずは僕が高専に入ろうと思った理由について書いていこうと思います。
僕は小学生の頃から家にあったパソコンを触り始め、なんとなくパソコンに興味を持っていました。中学生の時は、「iP!」という雑誌を毎月買い、書いてあるソフトを入れてみたり、iPod touchで脱獄したりして遊んでいました。

そんなある日(中3の夏休み)、僕は高専のオープンキャンパスに参加しました。そこでプログラミングの体験をさせていただき、自分が作ったプログラムでソフトウェアが動く楽しさを知りました。

その後、高専の推薦入試を受け、見事第一志望の電子制御工学科に合格しました。

■SFCに入ろうと思った理由

高専に入学した後はヨット部に所属し、練習に励んでいました。部活は楽しかったのですが、高専の授業内容には少し違和感を感じていました。というのも、電子制御工学科は僕の興味のある情報分野の勉強だけでなく、回路や機械など、幅広い分野の勉強をするカリキュラムになっているので、僕のように「ひたすら情報の勉強をしたい!」という思いで入学した学生にとって最高の環境ではないのではないか、と考えるようになったからです。

そこで僕は高専を中退したいと思い、いろいろと調べていました。調べるうちに鈴木琢也さんの「バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。」(簡単に言えばビリギャルの上位互換みたいな話)に出会い、ぼんやりと「海外の大学でも目指すかな~」などと考えていました。

そんなある日(高専3年生になる前の春休み)、僕に転機が訪れました。クラスメートであったHaruki氏にある日突然、「慶應行かない?」と誘われたのです。その話を聞いたとき、僕は当然「は?」と思いました(笑)。

よくよく彼の話を聞いてみると、「受験までに実績作ってAO入試でSFCに入ろうぜ!」ということでした。僕はそれを聞いて面白そうだと思ったし、高専を中退することもできそうだったので即刻「やろう!」と決断し、彼と一緒にSFCを目指すことにしました。

■落ちた理由を自己分析した結果

高専3年次にはヨットでインターハイと国体に出場、また学会発表も経験して実績を作り、自信満々で慶應義塾大学環境情報学部 4月入学Ⅱ期のAO入試を受けました(4月入学Ⅰ期のAO入試は国体と被っていたため受験することができませんでした)。その時は、高専からSFCを受ける人なんてなかなかいないから注目されるだろうし、実績もあるから余裕だろうと完全に調子に乗っていました。

入試の内容は面接でした(一次試験は書類選考)。まず志望理由を聞かれ、そこから圧迫面接のような感じでどんどん突っ込まれていくというような内容でした。タイトルにもあるように結果としては不合格だったのですが、落ちた理由を自己分析してみたので以下にまとめます。

■教育についての考えが歪んでいた
■「意識だけ高い系」だった
■正直に答えすぎた
■多動力の本質を理解していなかった

僕は堀江貴文さんの「多動力」「すべての教育は「洗脳」である~21世紀の脱・学校論~」の影響を受けて、「今の日本の学校教育はおかしい。自分が変えなければ!」と思い、教育改革への思いを志望理由書や自由記述に書きました。これまでに参加してきた学会とは関係のない分野だったので、学会で発表したテーマにするかどうか悩みましたが、そこは「多動力」で大学では新しいことに挑戦したいということでこのテーマにしました。

しかしよくよく考えてみれば、堀江さんは「学校はいらない」という主張をされているので、それをテーマとして取り上げるのは変な話です。もちろん、面接でそこへのツッコミが来ることを予想して、キレキレの答えを用意していれば面接官に強い印象を残すことはできたでしょう。しかし、当時僕は堀江さんの本で読んだことを偉そうに喋るだけの、いわゆる「意識だけ高い系」だったので、面接でもあろうことか「座学は行わず、それぞれが好きなことをやればいい」というような、ツッコミどころしかないことを話してしまいました。

次に、上の箇条書きの中で残った■正直に答えすぎた■多動力の本質を理解していなかったというところについて書いていきます。まず、■正直に答えすぎたというところについてですが、これは「合格する」ということより「噓をつかない」ということを優先した結果だと思います(多分、学会で発表したことをテーマにしていたら受かっていたのではないかと思います)。どちらを優先するのかというのは難しい問題ですが、参考にしてみてください。

最後に、■多動力の本質を理解していなかったというところですが、これはそのまま、僕が多動力の表面的な部分しか捉えられていなかったという意味です。最近マガジンハウスから出た箕輪厚介さんの「死ぬこと以外かすり傷」の記述を引用させていただくと、僕は「一つのことを突き詰めもせずツマミ食いしても、単なる器用貧乏になってしまう」状態で、「多動力の本質は、あれこれ手を出すことではない。まず何か一つで突き抜けるということだ。なにか一つのジャンルで日本のトップになるから、横展開が可能になるのだ。」ということに気づいていませんでした。それがそのままテーマ選びにも繋がったのかな、と思います(まず学会で発表したテーマを突き詰めて、そこから横展開していくという選択肢もあったのに...)。

自己分析に関しては、以上になります。

■まとめ

ここまでアホな受験生はそうそういないと思いますが、僕を反面教師にして欲しいです。

■意識だけ高い状態はやめて、しっかりと自分の頭で考えて行動しよう
■受かるためにはある程度の噓は必要?


いかがでしたでしょうか。初めて書いた長いnoteなので、いろいろと至らないことがあったと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。何か意見や改善点があれば、コメント等お願いします。

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