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9日目 レッド・フォートとガンジー

9日目です。相変わらずキャッシングはできません。宿のお金と当面の資金は非常用に持ってきていた虎の子米ドルを使うことにしました。ずっと部屋にいてもあれなのでレッド・フォートという観光地に向かいます。

朝食はインスタント麺を屋台で作って売ってるやつを買って食べました。もちろん味はマサラです。それ以上の感想は出てきません笑   

レッド・フォートまではオートと呼ばれるトゥクトゥクを使いました。そして写真のこれがレッド・フォートです。ムガル帝国皇帝シャージャハーンが建てたらしいです。とても綺麗に残っていてなかなかの大きさです。日本のお城でもこれに並べる物はは片手で数えられるくらいしかないんじゃないでしょうか。それくらい立派で見事な迫力です。ムガル帝国時代なのでイスラーム教の影響が強いですね。

展示室はインドの独立運動の展示が多かったです。ここをインド大反乱の時反乱軍側がよく使っていたらしいです。植民地支配が長かったインドですが、今では独立した歴史に誇りやナショナリズム的な何かを感じます。

レッド・フォートは中学校のスクールトリップの団体が何組もいました。見て回るルートに沿って歩いていると中学校の団体とずっと一緒になり、どこから来たの?など色々質問されて話しました。どこから来たのか聞かれて日本だよと答えたら、呪術廻戦!と言われました。日本はトヨタの国から呪術廻戦の国になったのかもしれません。インドの中学生は英語がとても上手です。ネイティブと遜色ありません。これが14億人もいたらと考えると恐ろしいです。
「その上手な英語を活かして付加価値を生み出す仕事に就いてね。外国人観光客を騙すだけの仕事には就かないでね。」と中学生にお願いしました。本当にインドの客引きは悪質すぎます。高い英語力を外国人を騙すのに使うのではなく他のまともな仕事に使ってほしいと心から願っています。それから少しの間、芝の生えたスペースで鬼ごっこに付き合いました。この歳になっても鬼ごっこが楽しく、それに驚くと共に精神年齢に不安を感じました。

レッド・フォートの前にある大通りです。ムガル帝国時代からあるそうで、それの影響かバザールと呼ばれていました。ここは地元民の商店街といった雰囲気でニューデリーステーション付近のようなしつこい客引きはいなくて快適でした。

昼食もここで食べました。今日は節分なので豆カレーです。ナンとカレーの両方がおかわりできてしっかり食べることができました。食後にはチャイのアイスを食べました。少し暑いくらいだったのでアイスも美味しく感じました。

昼食後は近くのジャーマーマスジットというこれもまたムガル帝国時代のモスクを訪れました。なぜかモスクなのに入場料を取られました。世界中のモスクに訪れたことがありますが、モスクでお金を取られたことは無かったです。それがイスラーム教のポリシーだと思っていました。あのエジプトでさえどんな立派なモスクもお金は取りません。ここまで来たら中に入りたいので仕方なく300ルピー払いました。モスクは本当に素晴らしいです。この左右対象がたまりません。追加で200ルピー支払ってミナレットにも登りました。

ミナレットからインドの街並みを一望できました。確か高さ40mくらいです。全方向からクラクションの音が聞こえてきて、インドのカオスさを身に浴びました。ミナレットまで登ると合計で500ルピーかかります。ぶっちゃけそれくらいの価値は全然あると思うのですが、モスクでお金を取るというのがどうしても引っかかりました。

モスクから少し歩いてガンジーのお墓  ラージガードに来ました。静かな場所でまばらに人がいる程度でした。ガンジーは今でもインド人のナショナリズムの根幹を成しているとこの旅で色々な人と話して感じています。多民族多宗教のインドを今でもまとめあげているガンジーの偉大さに尊敬の念を持ち、散策しました。

夜のレッド・フォートです。なんかライトアップされていて昼よりかっこよかったです。

そして目の前のバザール。ニューデリーステーション周辺は客引きなどがめんどくさいのでこれからはここで夜ご飯を食べることにします。

インドのマック限定メニューのマハラジャバーガーです。ベジタリアン向けに作られたのですがソースがジャンキーな感じでボリュームもあって普通に美味しかったです。確かにパティに肉感は無いです。でもしっかり雰囲気はジャンキーなハンバーガーだったので満足感は高いです。マックのポテトってラードで揚げていたと思うんですけど、その辺ベジタリアンは大丈夫なのでしょうか。それともインドのマックは植物油を使っているのか。謎は解けません。

もう少しお腹に入る気がしたのでラッシーのハシゴをしました。ラッシーはインド料理屋に行くと必ず頼むので手軽に飲めるインドは天国です。だいたいどこも100円ほどです。素焼きの器と街の騒音も相まって、インドに来ていることを実感させてくれます。

それから宿に戻って近くで締めのチャイを飲んで今日は終了です。なぜか今日の日記は長くなってしまいました。今の時点で2000文字を超えています。

インドは全てが刺激的というか、前回のヨーロッパ旅行も目新しいものはあったんですが国がまともなので刺激もそれなりでした。インドは色々と想像を超えてきたり、他宗教や階級から生み出される社会の複雑さが刺激を強くしています。まだ全然滞在していないのでインド社会はそこまで理解できていないですが。

過去最高に長い日記となりました。今から読み直して誤字のチェックをして投稿したら寝ます。なぜか無駄に忙しいです。今日も一日お疲れ様でした。おやすみなさい。

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